調理師が解説、調理雑貨としても使えるコーヒードリッパー
2019/05/16
1杯ずつカップにドリップできる1杯抽出型のレギュラーコーヒーを、お好みの豆でつくれる商品を100均で発見。じつは調理雑貨としても使えるということで、調理士のタナカ*タカコさんに紹介していただきました。
ダイソーでは、白いものと無漂白の2種類のコーヒードリッパーが販売されています。
両方とも12枚入りで100円です。
コーヒードリッパーを折り目に沿って折り、カップにのせて、3つあるでっぱりの真ん中をカップの中に入れ、ろ紙を下に押し下げます。
レギュラーコーヒーの粉の目安は、8gから10gと記載されています。コーヒーカップや小さめのマグカップにちょうどよさそうですね。やけどに気をつけて、お湯を注ぎましょう。
ドリップ用の器具がなくても、手軽にドリップコーヒーを味わうことができますので、1人分を入れるときに便利なのはもちろんのこと、器具の収納スペースを考えなくて済むのもいいですね。
市販の1杯抽出型のレギュラーコーヒーの場合、マグカップやタンブラーにドリップするとお湯を入れすぎてしまい薄いコーヒーになってしまったことはありませんか?
またこれからの季節、氷をたっぷり入れたカップに濃いめのコーヒーをドリップすれば、アイスコーヒーも楽しめます。
このコーヒードリッパーで注ぐ場合は、容器のサイズや好みに合わせてコーヒーの粉の量を調節できるので、お好みの量と濃さで入れることができますよ。
油の処理にも大活躍
コーヒーをドリップする以外にも、使用済みの油のろ過にも使っています。耐熱の容器(注ぎ口がついているものだと次に使う時に便利です)にコーヒードリッパーをセットして、フライパンに残った油を少しずつ注ぎます。
目の細かいろ紙が、パン粉や粉などを取り除いてくれるので、油を再利用する際にきれいな状態で再利用できます。
以前はこの作業をコーヒードリッパーとドリッパー用のペーパーを使って行っていたのですが、油でベトベトになったドリッパーを洗う手間がなくなり、とても快適になりました。
なお、ダイソーのコーヒードリッパーは熱湯に耐えられる紙でできていますが、油等は熱湯よりも高温の場合がありますので、十分冷ましてからやけど等に注意してご利用ください。
お好みの豆でコーヒーを楽しむことができるのはもちろんのこと、調理雑貨としても便利なコーヒードリッパー。ぜひお気に入りの使い方を見つけてみてくださいね。
教えてくれたのは・・・調理士 タナカ*タカコ
サンキュ!公式ブロガー、アスリートフードマイスター2級。家庭料理のお店で料理長として勤務の傍ら、SSS-Style+フード部門担当としてお料理講座や調理代行サービスを行う。
※記事内の商品価格は、表記がない限り消費税抜きの価格です。
※店舗によっては取り扱いがない場合があります。