アウトドアの専門家が解説!超簡単で美味しい子どもが喜ぶ「キャンプ飯」10選

2019/05/21

気候が良くなってくると、初心者でもキャンプに出かけやすい絶好のアウトドアシーズンがやってきます。キャンプに出かける計画を立ててみませんか?初めてのキャンプは、場所選び、テント選び、そして食事のことなど、悩むことがたくさんあるかもしれません。

今回は、初めてのキャンプでも簡単にできて、子どもがよろこぶ、キャンプ飯をアウトドアナビゲーターの渡部郁子さんに紹介してもらいます。

バーベキュー食材に追加したいおすすめキャンプ飯

アウトドアで「キャンプ飯」といえば、バーベキューを思い浮かべる人が多いと思います。お肉や野菜を大きなサイズで味わうバーベキューは、小さな子どもにとって食べにくいもの。あまりおすすめとは言えません。

食材付きの手ぶらプランなども、バーベキューセットであることが多いので、焼きそばやチャーハンなどの炭水化物系ごはんを追加してみましょう。

その際に注意すべきポイントは、焼きそばやチャーハンをつくるための鉄板が必要であること。バーベキュー用の網とは別に、鉄板の有無を確認が必要です。なければ焼きそば用のアルミ皿やフライパンなどを持参すると便利ですよ。

おすすめキャンプ飯1:焼きそば・チャーハン

揚げ麺祭り
taka4332/gettyimages

バーベキュー用の食材を、小さく切って、焼きそばやごはんに混ぜて、鉄板の上で焼き上げます。

麺やごはんを混ぜるときは、子どもの出番!
アウトドアなら、ちょっとぐらいまわりに飛び散っても気にならないので、やけどに注意しながら、豪快に混ぜてもらいましょう。

おすすめキャンプ飯2:焼きおにぎり

鉄板が用意できない場合は、おにぎりを持参しましょう。しょうゆをかけて焼きおにぎり。これなら網でも大丈夫です。冷えたおにぎりが、香ばしいしょうゆの香りでおいしく仕上がります。

バーベキュー食材に、串を追加して持参するのもおすすめです。子どもが好きなものを串に刺して焼いてみましょう。生焼け、こげを覚悟すれば、楽しいツールになります。

鍋を使うおすすめキャンプ飯

アウトドアの場合、日中は気温が高くても夜になると冷えるところが多いのです。キャンプ飯の夕飯は、温かいものがおすすめですよ。

おすすめキャンプ飯3:うどん

例えば、うどん。産直の野菜を小さく切って、うどんと一緒に少なめの湯で煮込みます。少なめの湯がポイント。
通常、乾麺でつくるときはゆで汁を捨ててしまいますが、アウトドアではそのまま下味として使うことが多いです。冷凍麺やゆで麺の場合は、だしを用意します。
野菜やうどんを入れるときは、子どもに任せてみましょう。油揚げなど簡単なもの切るのを子どもの任せるのもいいですね。鍋がひとつあればできます。

おすすめキャンプ飯4:パスタ

パスタをつくるときは、ダッチオーブンがおすすめ。同じように少なめの湯がポイントです。ダッチオーブンにトマト缶を開けて、同量の水を入れ、塩コショウで味付けしたら、パスタを入れて煮込むだけ。シンプルでおいしいトマトパスタが完成します。

おすすめキャンプ飯5:カレー・シチュー

子どもに人気の定番メニューのカレーやシチューは、具材を切ってルーを入れて煮込むだけ。おにぎりごはんをくずして、その上にカレーやシチューをかけて丼にしてもおいしいです。

ピザ釜を使ってキャンプ飯でピザづくりも!

アウトドアでの日中のアクティビティとして、ピザづくりは人気が高いです。ピザ生地を広げて、自分の好きな具材をのせる体験は、小さな子どもでも簡単にできて、おいしく仕上がります。最近はピザ釜を備えているキャンプ場も増えてきました。

おすすめキャンプ飯6:ピザ

ピザのスライスをとる人々 手のクローズ アップ
Jovanmandic/gettyimages

ピザ生地は自宅でつくって冷凍したものを持参、当日は具材とチーズを載せるだけ。

ピザ釜がない場合は、ダッチオーブンで焼くことも可能です。レンタルできるキャンプ場も多く、出発前に確認してみましょう。あわせてダッチオーブン用の底上げネットも。底上げネットを用意すると焦げる失敗が防げるので、火力調整がしやすくなりますよ。

キャンプ飯で楽しむデザート・おやつ

アウトドアで食べるデザートは格別。子どもがよろこぶおやつから、軽食になるものまでさまざまなものが手軽に楽しめます。

おすすめキャンプ飯7:焼きマシュマロ

マシュマロは、温めるとトロリと食感が変わり、そのまま食べるより断然おいしいです。焦がさないように火から少し離れたところで、じっくりとまわしながら膨らんでくるまで温めます。

おすすめキャンプ飯8:焼きフルーツ・焼き芋

フルーツも簡単でおいしいデザートになります。
例えば焼きバナナ。皮のまま焼いて真っ黒になったら、皮から出していただきます。温めることで、驚きの甘さに。焼きりんごや焼き芋は、ホイルに包んで火にくべます。焼きオレンジは、半分に切ったオレンジを網で焼くだけ。切り目側のオレンジの粒が膨らんできたら、食べごろです。

おすすめキャンプ飯9:フレンチトースト

フレンチトーストも鉄板があれば簡単です。
卵と牛乳、少しの砂糖を混ぜあわせた溶液に、食パンなどを浸して30分ほど置きます。鉄板で少し焦げ目がつく程度に焼いて、はちみつやメープルシロップをかけていただきます。食事にもデザートにもなる一品です。

おすすめキャンプ飯10:ポップコーン

食後の楽しみだけでなく、食前のおつまみにもなるポップコーン。
蓋つきの鍋かフライパンがあれば簡単です。油とコーンを投入して火にかけるだけ。温かいできたてのポップコーンは、これまた格別な味わいです。

キャンプ飯を楽しむなら、子どもが主役で!

子どもと一緒に「キャンプ飯」を楽しむなら、つくるところからどんどん参加してもらいましょう。手でちぎってもらったり、小さな包丁を用意して、切るところを手伝ってもらったり、混ぜたり、飾り付けたり。子どもは何でもやりたがるもの。

「危ないから」と遠ざけるのではなく、「危ないから気をつける」ことを覚えてもらう機会として、アウトドアを一緒に楽しめるといいですね。


◆監修・執筆/渡部郁子
アウトドアナビゲーター、温泉ソムリエ。JFNラジオ「JOYFUL LIFE」ほか、山と温泉と音楽をテーマに「人生を豊かにする情報」をさまざまなメディアで発信中。子どもにやさしい温泉や山、フェス情報など、子どもと一緒に楽しむアウトドアスタイルを提案している。

 
 

PICK UP ピックアップ

TOPICS 人気トピックス

RECOMMEND