主婦の手仕事はまるで「錬金術」!?現代を生きる人に伝えたい「錬金マジック」のパワー【サンキュ!STYLEライターインタビュー】

2020/01/07

2020年1月15日にオープンを予定している、サンキュ!が展開するライター集団「サンキュ!STYLEライター」。お金のこと、家事のこと、ファッション・美容のこと、100均アイテムのことなど……主婦の暮らしにまつわるあらゆる情報を、100名以上からなる精鋭ライター(STYLEライター)たちが日々発信していく、必見のコンテンツとなっています。

この記事では、そんなSTYLEライターのなかでも編集部がとくに注目するメンバーをピックアップしてご紹介。

今回登場するのは、口コミサンキュ!の時代から「錬金マジック」(詳細はインタビュー本文にて!)を発信し続けてきた「ママ―リオ」さんです。

専業主婦時代に生まれた「錬金マジック」

主婦の手仕事には錬金術なみの効果があり、お金をかけなくても気持ちが豊かな暮らしを生み出せる。それは、単に低予算ということではなくて、見向きもされなかった物に価値を与えるという魔法である――これは、サンキュ!ブロガー時代の私のスローガンです。

このスローガンについて、より理解いただくために、まず私自身の“これまで”についてお話させていただきます。

東京で洋服の企画職を13年していましたが、妊娠を機に退職。私の両親と同居することになり故郷である茨城県へUターンし、3世代家族の主婦として7年間の専業主婦生活を送りました。

その間に譲り受けたオーブンでシフォンケーキやパンを焼きはじめ、いただきものや庭に実った果実、安く手に入れた「余っている」材料でのジャムや保存食づくりをするようになりました。やがて、そんな“手仕事”で生まれる価値を「錬金マジック」と呼ぶようになり、日々いろいろなものを手作りするようになったんです。

ちなみにこの考えについては、明治生まれのカリスマ主婦「佐藤雅子」さんと自給自足生活の「宇土巻子」さんの影響も大きかったです。

▲ママーリオさんの「手仕事=錬金マジック」の一例。友人に送ったパン・ジャム。お菓子詰め合わせ(左)、白菜漬け(右)
▲ママーリオさんの「手仕事=錬金マジック」の一例、その2。贈り物用に焼いたパンとお菓子(左)、庭の柿を使って作ったシャーベット(右)

時代の流れとともに重要性を増す「錬金マジック」

その後、子どもたちも成長し、社会復帰を試みたものの、過去の職歴を生かした仕事に就くことが難しく、職業訓練を利用して工業機械CADの資格を習得。現在はCADオペレーターをして働いています。

働き始めたことで手作りの時間は少なくなり、「錬金マジック」に取り組む時間も減りました。しかし、重要性は時代の流れと共により増しているように感じます。

老後2000万問題など、景気回復が不透明な中で年齢を重ねなければいけない不安な時代。その中で「お金をかけなくても豊かな暮らし」の為の工夫である「錬金マジック」は生活テクニックのひとつとして、主婦だけでなくすべての人にとって、重要なことなのではないかと思えるのです。

▲「錬金マジック」を駆使すれば、残り物のパンも、おうちご飯も、底値野菜もこのとおり!

とくに私のようなアラフィフ世代は人口ボリュームが大きいので、同じように感じている方が多いはず。サンキュ!STYLEライターでは同世代のヒントになるような記事を書いていきたいですし、シニア層にも読んでもらいたい。そして、今の気持ちや経験を若い層にも伝えていけたらいいなと思っています。

また最近は「錬金マジック」自体を進化させて、時間を生み出す「時短」や、投資やポイント活動といった本当のお金を生み出す――言うなれば「新・錬金マジック」にも取り組むようになりました。

子どもたちに伝えたい最強の「錬金マジック」

▲最近はロシア語を勉強中のママーリオさん。写真左はロシア語で書いたレシピ。右は日・英・露・印の言葉で書かれた「サンキュ!」

長年「錬金マジック」を行ってきましたが、ここ最近思うのが「実は最強の錬金マジックは“教養”なのではないか」ということ。

インターネットや図書館など、お金をかけなくても本人の工夫しだいで、いくらでも学ぶ機会はつくることができます。そうやって得た“教養”に対するリターンは、ものすごく大きいはずです。ただ、30年ぐらい経たないと結果が出ないから、私にはもうできないマジックかもしれません……でも、せめて子どもたち世代に、そのことを伝えていけたらいいなぁ、と思っています。

そんな私の座右の銘は「生涯学習」「探求学習」。常に学びの気持ちを持ち、新しいことを知ること、発見することの楽しい気持ちを忘れずにいたいのです。振り返ってみると、サンキュ!ブロガー、そしてSTYLEライターになったきっかけも、この考えに拠るところが大きいかもしれません。

私はまだ日本にブログ文化がない頃から、探求心の赴くままに海外の料理を調べて、作っては自作のホームページに掲載していました。その活動を見ていた友人がサンキュ!ブロガーの募集告知を教えてくれて、言われるがままに応募。それからサンキュブロガーとして11年あまり活動することになったんです。

▲サンキュ!ブロガーになる前から更新していた、ママーリオさんの自作ホームページ

11年のあいだには、読者の閲覧方式がPCメインからスマホメインへと変化し、表示も変わっていきました。そんな時代の変化合わせて、ブログからニュース配信形式へと変更するサンキュ!の方針に共感し、サンキュ!スタイルライターにも参加することになりました。

サンキュ!メイン読者層ではなくても、サンキュ!から卒業していないアラフィフ世代はたくさんいると、ブログを通じて感じていました。今後も皆様のお役に立てるような記事をライティングしていきたいと思っています。

構成:サンキュ!編集部

 
 

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