寒くなればなるほど、おいしく感じるラーメン。外に食べに行くのもいいですが、自宅で食べるときは便利な即席めん(袋めん)タイプを使う人が多いのでは。
即席ラーメンは比較的安価で手に入るので、さほどおいしさを求めていない…という人もいるかもしれませんが、じつはちょっとした「ひと手間」でグンとおいしく仕上げることができます。今回は、野菜ソムリエ・食育インストラクター・気象予報士として活躍する植松愛実さんに、即席ラーメンをつくるときぜひやってもらいたい「ひと手間」を教えてもらいます!
「ひと手間」というより…「ひと手抜き」!?
即席ラーメンのパッケージに記載されたつくりかたを見ると、たいていは指定の分量の水を鍋でわかし、めんを3分ほど茹でることになっていると思います。このとき、乾燥状態のめんを菜箸でほぐしながら茹でる人が多いと思いますが…、ちょっと待って。
めんを湯に入れてすぐにほぐし始めてしまうと、めんにヒビが入ったり割れてしまったりして、最終的にめんのコシがうしなわれてしまいます。そのため、めんを入れてから最初の2分間は、菜箸でほぐさず放置しましょう。放置するだけでいいので、「ひと手間」かけるというよりは、むしろ「ひと手抜き」と言えるかもしれません。
ちなみにたいていの商品は、最後の1分間まぜるだけで十分ほぐれるようになっていますが、心配な場合は、途中で表裏をひっくり返す程度であれば、仕上がりに影響が少ないので問題ありません。また、茹で時間が3分でない商品の場合も、同様に茹で時間の2/3くらいの時間だけ放置すればOKです。
もう「ひと手間」かけるなら
完成したラーメンをすぐ食べたはずなのに、意外と早く冷めて、おいしくなくなってしまった…そんな経験のある人も多いのでは。じつは、鍋でつくったラーメンを常温のどんぶりに移すと、思いのほか冷めるのが早いのです。とくに寒い時期は食器棚のなかで食器がかなり冷たくなっていることも多く、短時間で冷めてしまいます。
そのため、もしもう「ひと手間」をかける余裕がある場合は、あらかじめどんぶりを温めておくのがおすすめ。どんぶりに熱湯をそそいでおき、完成したラーメンを入れる直前までそのまま置いておくだけで、冷めにくいラーメンを食べることができます。ぜひ試してみてくださいね。
安い即席ラーメンでもできるだけおいしく!
即席ラーメンは安い…とはいえ、昨今の物価高でじわじわ値段が上がっているのも事実。せっかく買ったのなら、できるだけおいしい状態で食べるほうがお得ですよね。ぜひ今回ご紹介した「ひと手間」ならぬ「ひと手抜き」で、手軽においしくラーメンを楽しんでください。
■執筆/植松愛実さん
気象予報士と出張料理人の両面で活動中。気象・防災に関するヒントのほか、野菜ソムリエ・食育インストラクターとしておいしい食材のおいしい食べ方を発信中。
編集/サンキュ!編集部