通電感

主婦が気になる「自己肯定感」。低いと感じる理由、高くなったきっかけは何?

2020/10/20

「自己肯定感」とは、そのままの自分を認めて受け入れられること、自分を価値のある存在として肯定的にとらえること。

主婦198人に「自己肯定感」について聞いてみたところ、9割以上の人が自己肯定感という言葉を知っていて、約3割の人が自分は「自己肯定感が低い」と感じていることがわかりました。

では、どんなときに自己肯定感が低いと感じるのでしょう? 高くなると人生がどんな風になるのでしょう? 以前は低かったのに今は高くなったという人にはどんなきっかけがあったのでしょう?くわしく聞いてみました。

「自己肯定感」という言葉を知っている人は約7割

「自己肯定感」という言葉を知っているか?という質問に、「知っている」と答えた人は66%、「聞いたことはある」人は26%でした。

自分は「自己肯定感が高い」と思う人は約2割

「自己肯定感」が高いと思うか、低いと思うか?聞いたところ、いちばん多かったのは「普通」の46%。「高いほうだと思う」人は21%で、「低いほうだと思う」人は33%でした。

自己肯定感が高くなると、どんな「いいいこと」があると思うか?

「自己肯定感が高くなると、どんないいことがあると思うか?」当てはまるものを2つまで選んでもらったところ、いちばん多かったのは「人づきあいがラクになる」の41%が圧倒的で、次に「仕事がうまくいく、スキルアップができる」の19%、「生きがいが持てる」の15%と続きました。

「自分は自己肯定感が低い」と思うとき

自分は自己肯定感が低いほうだと思うと感じている人に、どんなときにそう思うのか、そのときのエピソードを聞きました。

「他人に褒められても『どうせお世辞だろう』と思い、素直に喜べないとき。」

「何かあるとすぐに自分を責めてしまう。」

「何事もネガティブに考えてしまい、自信がなく行動力もない。幼稚園でママ友が欲しいと思いながら、話しかけることができず、結局何もできませんでした。」

「周りの反応を気にしてしまう。」

「昼間自分が言ったひと言について夜まで気になり、後々まで気持ちを引きずることがあります。」

「すぐ人と比べてしまう。仕事も子育ても両立してがんばっているママ友の姿を見て、仕事がなかなか見つからず、子育てひとつにも満足できない自分に落ち込む。」

「仕事で良い結果を出しても、まだまだだと思う。」

「自己肯定感が上がった!」と感じたきっかけエピソードはこれ!

以前は自己肯定感が低かったけど、何かをきっかけに「自己肯定感が高くなった」と感じた体験がある人に、そのときのエピソードを教えてもらいました。


「子どもに『大好きだよ!』と言われると、元気でいよう!と思える。」

「友人から相談事をされたとき。相談相手として自分を選んでくれたことがうれしかった。」

「運動がとにかく嫌いで全くしていなかったが、犬を飼い始め、毎日山道を50分歩くようになったら体力がついて、『やればできる!』と思えた。」

「人づきあいが苦手だったが、子どもの部活などで係などを3年間がんばってみたら、自信が持てるようになった。」

「区の男女平等推進センターで母親向けジェンダー基礎講座に参加して、自分の考え方の癖や原因に気づかせてくれる講師の話を聞いたり、さまざまな境遇の女性と話したりするうちに、自己肯定感が上がった。」

「料理に自信がなかったけど、インスタグラムに投稿したら、褒められたり、キャンペーンに当選したりして、かなり自信が持てるようになりました。」

「自分のコンプレックスを受け入れて、人に伝えられるようになったとき。」

「やることリストを手帳に書き、終わったら日付と『済』を記入し、できたことを見える化して、自己肯定感を上げるようにしています。」

成功体験の積み重ねで自己肯定感が上がったと感じる人が多い

自己肯定感が上がったと感じるきっかけは、何かにチャレンジしたり、苦手なことを克服したり、小さな成功体験が積み重なったときに感じる人が多いようでした。みなさんはいかがでしょうか?

(文・田谷峰子)

*サンキュ!モニター198人アンケート調査 2020年2月実施

 
 

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