自己肯定感がもっと下がっちゃう!?主婦が「わたしはダメ」と落ち込んだらやってはいけないこと
2024/03/14
チャイルドコーチングアドバイザーで、サンキュ!STYLEライターの山名美穂です。
日々の中で主婦が「わたしはダメだ」と落ち込んでしまったときに、してはいけないことはなんでしょうか。
1.SNSやネットを見てはいけない
自分を「ダメだ」と思ってしまうときは、SNSやネットの使用を控えましょう。
キラキラしているように見える人の投稿を見ると、どうしても自分と比較をしてしまいます。謎の劣等感に拍車をかける行為だと、わたしからお伝えする必要もありませんね。
そして人間は無意識に、自分が信じていることを証明しようとする生き物だったりもします。今の否定的な思いから逃れたい気持ちでSNSやネットを見始めても
・これができない自分はダメだ
・これに当てはまる自分はやっぱりダメだ
と、どんどん思い込みを正当化して、さらに自己肯定感を下げてしまいます。不安を増強させるSNSやネットは、意識的に遠ざけましょう。
2.家事・育児の質を上げてはいけない
主婦が「わたしはダメだ」と感じるとき、自信を取り戻そうと、普段の家事や育児の質を上げるのもおススメできません。
おかずの品数を増やせば、家をキレイにできれば、自分を肯定できる!そんなふうに思うかもしれません。しかし家事育児の合格点を上げると、達成できなかったときにますます自分を責めることになり得ます。
しなくてはいけない家事育児のハードルは「ギリギリでもなんとかなればOK」まで下げられるといいです。落ち込んでいる自己評価が低い自分には、高いハードルは課さず、優しくあってください。
例えば食事。レトルトや冷凍食品はもちろんOK。お子さんの年齢にもよりますが、菓子パンと牛乳で一食をやり過ごしたり、心配でも夫に任せたりしていいです。自信のない不安な中、そこまで配慮して準備できるあなたはすごいです。
個人的な話で申し訳ないのですが、わたしは落ち込みを感じたら、食事の目的を「生命維持」まで下げます。それくらい目標を下げた状態で、チャーハンやうどんを1品でも作れると「わたしエラい!すごい!」とものすごく自己肯定感が上がります。くだらなくてすみません。
3.新しいことにチャレンジしてはいけない
「わたしはダメ」だと感じているタイミングでの、新しいチャレンジも避けましょう。
朝活を始めて自分の時間を充実させよう・資格をとれば自分に自信がつくかも・新しいコミュニティに入れば世界が広がるのでは……と、新たなこと・新たな場所での活躍を以て、自己肯定感を取り戻したくなるかもしれません。
しかし多くの場合、結局は疲れたり新たな問題に直面したりして苦しみ、より自分に否定的になる危険性があります。また、落ち込んでいる状態では正しい選択ができずに、間違った情報や本来なら好ましくない人に振り回される可能性も高まるでしょう。
休息が第一、元気なときに挑戦しよう
「わたしはダメだ」と落ち込んでいる自分を、さらに追い詰めないように
・SNSやネットを見て人と比較したり、自分をダメ認定しない
・家事育児のハードルを上げて自分を苦しめない
・新しいことにチャレンジして疲れを増やさない
を、こころがけてください。
そして物事の上達や開始に適したタイミングは、十分に元気なときです。「ちょっとヒマだな」くらいに思える、余力のある状態になってからでいいのです。「わたしはダメだ」と思うほど自信がないなら、今は飛躍のときではありません。闇雲に遠くを見ないで、今の自分の状態に目を向け、足元を固めることを優先しましょう。
ネガティブ思考に陥っている時は、非常に疲れている時でもあります。「自分はダメ」と思い詰めるほどなら、心身の疲れは相当なはず。当然、第一に必要なのは心身の休息です。
睡眠不足はこころのバランスに大きく影響します。理想の睡眠時間は、成人(18〜64歳)で7〜9時間と案外長いもの。横になっていると「なにかやらなくちゃ、もっとダメになってしまうのでは」と焦りがちですが、睡眠を優先するのが得策です。
まとめて寝るのが難しい場合には、短い昼寝をしたり、目を閉じて呼吸に集中するマインドフルネスをしたりして、休息を取りましょう。
◆この記事を書いたのは・・・山名美穂
チャイルドコーチングアドバイザー、全米/日本NLP協会認定マスタープラクティショナー、LABプロファイルプラクティショナー
コーチングや心理学NLPの考えをベースに、子育てや女性のマインドの記事を中心に書いています。
*NLP=神経言語プログラミング。脳とこころの取り扱い説明書とも言われる、実践的心理学です。