ゴキブリが頻繁に出る家は片づいていないことが多く、「ゴキブリが好むもの」を無意識のうちに溜め込んでしまっているとか。そのため、いくらゴキブリ対策のためのアイテムをそろえても根本的な解決にはならないそう。
ゴキブリを寄せつけないすっきりしたおうち環境を整えるべく、「家にあったらすぐに処分してほしいもの」について、整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに教えてもらいました。

1.ダンボール
収納としても便利でいつの間にか溜まりがちなダンボールですが、ゴキブリの住処となることも。湿気を吸いやすく暗いためゴキブリの卵を産む場所としても最適な環境です。
とくに引っ越しなどでダンボールのまま押し入れに収納している人は要注意!古いダンボールは、ゴキブリだけでなくほかの虫も引き寄せてしまい、衛生的ではありません。
収納でダンボールを使うのはやめ、ゴミ回収のたびに家にダンボールが1つもない状態にするのが理想的です。
2.生ゴミ
ゴキブリにとって最大のごちそうが、生ゴミ。とくに夏場は腐敗も早く、匂いにつられてゴキブリが寄ってきます。
生ゴミは放置しないのはもちろんのこと、「防臭袋に二重にして入れる」「密閉のゴミ箱に入れる」などして、臭い対策をしていくことがポイント。
よゆうがあれば、コンポストを利用したり生ゴミ処理機を利用するのもひとつの策です。
3.洗っていない空き容器
缶詰やペットボトル、お肉やお魚が入っていた空き容器など、洗わずにゴミ箱にポイっとしていませんか?洗ったとしても、水でさっと流すだけというご家庭も多いです。
そのときは問題なくても、数日経つと臭いが出てくることも。また、わずかに残った中身や付着した糖分・油分が、ゴキブリの格好のエサになるので注意が必要。
たとえゴミになるものでも、洗って乾かすことが大切です。トレイなどは、スプレー式の食器用洗剤を使うことで、めんどうさを軽減できますよ。
4.使っていない家電
またいつか使うかもと言って、古い家電を物置や部屋の隅に置いたままにしていませんか?そのまま放置をしているとほこりも溜まりやすく、ゴキブリが好む環境を作ってしまいがち。
使わないなら家に置かない方が、気持ちもスペースもすっきりしますよ。季節外の家電は、通気性のよい不織布のカバーをしておき、ほこりの侵入を防ぎましょう。
ゴキブリが好むものは置きっぱなしにしないのが鉄則!
ゴキブリが出る家には、ゴキブリが好むようなものを出しっぱなしにしてしまう癖が染み付いています。それらは「なんとなく置いているもの」や「後回しにしているゴミ」であることがほとんどです。
すぐに処分できるものから見直すだけで、ゴキブリが寄りつかない清潔な環境に一歩近づけます。対策をしているのに効果を感じられない人は、一度家の持ち物を見直ししてみてはいかがでしょうか。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部