捨てられない人こそ、手っ取り早い方法で解決しようとする行動パターンがあるそう。しかし、その行動パターンこそが、ますます決断を遅らせる原因にもなっているとか。
「捨てられない人がついやりがちなNG行動」について、整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに教えてもらいました。
NG1.収納アイテムを買い足して収めようとすること
片づけを始めると理想が膨らみ、つい新しい収納グッズを取り入れたくなってしまいますよね。しかし、収納用品を買い足すことは、根本的な解決にはつながりません。一時的に見た目はスッキリするかもしれませんが、単純にものの数は増えているので、管理の手間がむしろアップ。
整理収納の基本は「減らす」ことからです。収納を買い足すのは、必要なものを厳選し終わったタイミングで。それまでに仕分けをしたければ、「空き箱」や「整理をしたことで余った収納用品」など家にあるもので代用するようにしましょう。
NG2.保留ボックスを増やすこと
捨てられない人は「保留ボックス」を増やしがち。作ること自体は悪くありませんが、あまりにも保留するものが多いと、判断待ちのものでクローゼットが埋もれ、スペースを圧迫してしまいます。
目にするたびに罪悪感を感じやすくなり、ますます整理作業が苦手になる原因になることも。あくまで一時的な判断だと自覚し、具体的に期限を設けることが大事です。
NG3.第三者に判断を委ねること
「これ、いると思う?」と他の人に判断を委ねている人は要注意!ものの価値は人それぞれなので、他人にはガラクタに見えても本人にとっては大切な思い出の品という場合もあります。他人まかせにしていては、いずれ後悔する場合も。
はじめは、ゆっくりの判断になるので作業効率が悪いように感じますが、結果的に自分で判断していった方が結果的には近道に。他人のアドバイスは参考程度に。最終的には、自分自身で判断することが大事です。
手っ取り早い方法ほど注意して!
整理作業で手が止まったとき、ついこれらの行動をとりがちですが、大事なのは自分で考えてみること。ものを買い足したり判断を他人任せにすることは逆効果となる場合も。NG行動をとりそうになったときは、「逆の行動を意識してみる」だけで、即解決します。
まずは、捨てやすい「明らかなゴミ」や「期限切れのもの」から捨てていき、少しずつハードルを高くしていくと、無理なくものを減らすことができますよ。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部