一日の終わり、「今日はもう動けない…」と感じることってありますよね。そんな日は、全部を片づけようと気負わなくても大丈夫です。
気持ちが追いつかないときほど、家事のハードルはぐっと下げてOK。“1分だけ整える”くらいのゆるいリセットでも、翌朝の自分がラクになります。
今回は、時短家事スペシャリストのaidogが、「これだけならできそう」と思える夜家事のアイデアを3つ紹介します。
⒈ 食器は“つけておくだけ”でOK
夜ごはんの片づけがしんどい日は、無理に洗わなくても大丈夫です。大事なのは、使った食器を水につけておく“ひと手間だけ”。
汚れが乾きにくくなるので、翌朝は軽い力でサッと落とせます。「洗う」ではなく「つけておく」だけなら、気持ちの負担も少なくてすみます。
忙しい日こそ、手をかけすぎない工夫が続けやすさにつながりますし、つけておくだけでも翌朝の負担がぐっと軽くなりますよ。
⒉ 床は“目につくところだけ”ひと拭き
家中をきれいにする必要はありません。おすすめは、汚れが気になりやすい場所だけを軽くひと拭きする方法です。クイックルワイパーのようなシートタイプなら、片手でサッと動かすだけで床の表面が整います。
特におすすめなのは、キッチンの床(油はねや調理の飛び散り汚れ)と、ダイニングのテーブル下(食べこぼしが落ちやすい)の2か所。
ほんの数秒で見た目がスッと整って、「今日はここだけでもできた」という気持ちの軽さにつながります。
⒊ 明日の支度は“置くだけ”準備
翌朝のバタつきを減らしたいときは、明日使うものをひとまとめにして“置くだけ準備”しておくのがおすすめです。
たとえば、明日使うお弁当箱や水筒を決まった場所にそろえておいたり、朝ごはんで使う食器を食卓の端にそっと出しておいたりするだけでも十分です。
どれも「しっかり準備する」というより、ただ置いておくだけの小さな動作。それでも翌日の自分が「ああ、助かった」と感じられる、やさしい整え習慣になります。
今夜は、自分がラクになる行動をひとつだけ
疲れている夜こそ、家事のハードルはぐっと下げて大丈夫です。今回紹介した3つの中から、できそうなものをひとつだけ取り入れるだけでも、翌朝の流れが変わっていきます。ちいさな整えでも、続けるほどに暮らしの雰囲気が少しずつ整っていくのを感じられます。
完璧に片づけることを目指さなくても、「ここだけ整えた」という小さな積み重ねが、気持ちの余裕や自分をいたわる感覚につながっていきます。自分にやさしい夜家事で、毎日の暮らしをゆるやかに整えていきましょう。
◼︎執筆/aidog
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)、時短家事スペシャリスト。YouTubeやInstagramでは、暮らしをラクに整える掃除のコツや、自分時間を生むための時短家事アイデアを発信しています。
編集/サンキュ!編集部