「あと15分で来る!?」そんな急な来客の連絡に、散らかった部屋を前に焦った経験はありませんか?
仕事や家事、子どもの世話に追われる毎日では、家をいつも完璧に整えておくのは難しいもの。でも実は、限られた時間でも“押さえる場所”さえわかっていれば、部屋全体をすっきりと見せることができます。
今回は、忙しい人でも今日からすぐに取り入れられる「来客前15分でできる片付け術」を、時短家事スペシャリストのaidogがご紹介します。

1. 玄関は靴とマットを整える
来客が最初に目にする玄関は、家全体の印象を決める大切な場所です。
たとえリビングが多少散らかっていても、玄関が整っていると「きちんとした家」という印象を与えられます。出しっぱなしの靴をそろえて収納し、玄関マットをサッと払うだけで清潔感がアップ。小物や傘が目立つ場合は、一時的に玄関収納やカゴにまとめておきましょう。
わずか数分の工夫で第一印象が変わるため、来客前の最初のステップとしておすすめです。
2. リビングは床をクリアにする
部屋の印象を大きく左右するのは「床の状態」です。
おもちゃや衣類、バッグが床に広がっていると、どんなに掃除をしても雑然とした雰囲気に見えてしまいます。そこで効果的なのが「一時避難用のカゴ」を用意しておくこと。散らかっているものをまとめて入れるだけで、床が一気にクリアになり、空間が広々と見えます。
見える部分だけを整えることで、来客からは「片付いた部屋」という印象を持ってもらえますよ。
3. テーブルやカウンターをリセットする
リビングやダイニングで最も視線が集まりやすいのが、「テーブルやカウンターの上」。
郵便物や書類、小物を置きっぱなしにしていると生活感が強く出てしまいます。不要なものは一時的にトレーや引き出しにまとめ、表面を空けておきましょう。布巾でサッと拭き、花や小物をひとつ置くだけでも“キレイ見え”効果が生まれます。
「片付いている家」という印象は、実はこうした“視線が集まる場所”をどう整えるかで決まります。
今日から使える「見える場所」だけ片付け
来客前に家全体を掃除するのは難しいですが、玄関・床・テーブルといった“見える場所”に絞って整えるだけなら、15分で実践できます。
片付けは「全部やらなきゃ」と思うと負担になりますが、「ここさえ押さえれば大丈夫」というポイントを知っておけば、急な来客にも慌てずに対応できる安心感が生まれます。
今日からぜひ、“15分でできる片付け術”を暮らしに取り入れてみてください。
◼︎執筆/aidog
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)、時短家事スペシャリスト。YouTubeやInstagramでは、暮らしをラクに整える掃除のコツや、自分時間を生むための時短家事アイデアを発信しています。
編集/サンキュ!編集部