片づけ=「収納グッズを足す」「工夫を重ねる」と思いがちですが、じつは“やめたこと”のなかに快適さのヒントがあることも!
本記事では、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵が、実際に「見直してよかった!」と感じた収納習慣を7つ紹介します。
“やめる収納”で、ラクにキレイが続く空間を手に入れましょう。
1: “つめこみ収納”をやめて余白をつくる
引き出しや棚にものをぎゅうぎゅうに詰め込むと、
取り出すたびにイライラしたり、何があるかわからなくなりがち。
あえて7~8割にとどめ、余白を残すことで「見やすさ」と「戻しやすさ」が激変します。
「ここに入る分だけ」と決めることで、自然とものの取捨選択もできるようになりますよ。
2: “とりあえず取っておく”を卒業
「まだ使えるから」「いつか使うかも」と残したものたち。
でも、その“いつか”は意外と来ないもの…。
収納の余白を圧迫しているのが、こうした“保留アイテム”であることも多いです。
思い切って「今使っていないもの=手放してOK」とルールを変えたら、驚くほどスッキリ!
3: “ラベルなし収納”をやめて家族で共有
家族みんなが使う場所こそ、誰でもわかる・使えることが大切。
「どこに何があるのかわからない」は、片づかない原因に直結します。
ラベリングを取り入れることで、探す・戻すがスムーズに。子どもでもすぐわかるよう、文字+イラストのラベルもおすすめです。
4: “フタつきボックス”を減らして出しやすく
スッキリ見せたい気持ちから、フタつき収納を選びがちですが、フタの開け閉めが面倒で「戻さなくなる」原因になることも…!
よく使うものは「ポンと入れるだけ」で戻せるオープン収納に切り替えると、驚くほど片づけのハードルが下がります。
“見た目”より“使いやすさ”を重視するのも、大切な収納のコツです。
5:“使わないけど新品”を見直して手放す
「もったいないから…」と新品のまま保管しているもの、ありませんか?
ギフトやノベルティ、ストックしすぎた日用品など、使っていない=死蔵品に。
「今後も使わない」と判断できるものは、感謝とともに手放す勇気を。リサイクルや寄付、フリマアプリなどの手段を活用すれば、罪悪感も軽減できます。
6: “収納場所が遠い”をやめて動線収納に変更
片づけが面倒になる理由のひとつが、「しまう場所が遠い」こと。
動線に合っていない収納は、戻すのが手間=散らかるという悪循環を生みます。
たとえば、
・ティッシュは使う場所ごとに置く
・書類は作業するデスクまわりに
・タオルはお風呂場の近くに
「使う場所の近く」に収納を見直すだけで、片づけがグッとラクになります。
7:“1ジャンル複数箇所収納”をやめて1ヵ所集中へ
同じカテゴリのものが家のあちこちに点在していると、どこに何があるかわからず、「探す・戻す」が大変に…。
1ジャンル=1ヵ所にまとめる“集中収納”に変えたことで、在庫管理がしやすくなり、ムダ買いも激減したという声も多いです。
とくに、文具・薬・電池・日用品などは分散しがちなので、この機会に“まとめる習慣”を見直してみてください。
“足す”より“引く”でラクになる
収納=増やす、“足す”ではなく、やめる、“見直す”ことで、片づけやすさが格段にアップします。
ものも、収納ルールも、ずっと続けなきゃいけないわけではありません。
今の暮らしに合っているかどうかを定期的に見直すことで、自然とラクにキレイが続く空間が手に入ります。
ぜひあなたも、「これ本当に必要?」と問いかけてみてくださいね。
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部