“戻しやすい”がカギ!家族が自然と片づけたくなる収納の作り方

2025/11/04

「せっかく片づけたのに、家族がすぐ散らかす…」そんな悩みは、“戻しやすさ”にヒントがあるかもしれません。
実は、片づけが続く家の収納には、誰でも迷わず戻せる仕組みがしっかりつくられているんです。
今回は、家族みんなが自然と片づけたくなる収納のコツを、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵がご紹介します。

サンキュ!STYLEライター。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信...

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1:アクションで完結する「戻しやすい収納」

収納の基本は「使ったら元に戻す」ことですが、戻すのに手間がかかると面倒に感じるのが人間の性。
たとえば、フタを開けて、中に仕切りがあって、しかも引き出しの奥にある…そんな収納では、家族が元に戻してくれないのも当然です。
ポイントは「1アクション」で完了する収納にすること。
かごやトレーにポンと入れるだけ、引き出しを開けたらすぐに定位置がわかる、そんな設計を意識してみてください。
“出しやすさ”と“戻しやすさ”のバランスがとれた収納は、家族の動線にもなじみやすく、自然と片づけが定着します。

2:ラベルや写真で「誰でもわかる」仕組み化

自分はわかっているけれど、家族にはどこに何があるかわからない…。
そんな場合は、収納場所にラベルや写真を貼って、誰でも一目でわかる工夫をしましょう。
子どもには、文字よりも写真やイラストが効果的。
「ぬいぐるみ」「積み木」などのカテゴリーごとにラベリングしておけば、遊んだあとのお片づけもスムーズに。
大人向けにも「文房具」「充電器」「書類」など明確な表示があると、戻し間違いが減り、イライラも解消されます。
“わかりやすい=戻しやすい”が収納のルールです。

3:リビングに“家族の定位置”をつくる

家族が集まるリビングに、家族それぞれの“よく使うもの置き場”を設けるのもおすすめです。
たとえば、子ども用に「お絵かきグッズ」「ティッシュ」「リモコン」の定位置を決めたり、夫用に「鍵」「財布」「書類」などのトレーを準備したり。
自分専用のスペースがあることで、使ったあとの“仮置き”が“定位置戻し”に変わります。
ポイントは、家族の行動パターンに合った場所と動線上に設けること。
「ただいま」と帰宅してから無理なく置ける位置にすることで、習慣化がしやすくなります。

家族みんなが片づけをしやすくなる家には、共通してこんな仕組みがあります。
・戻す動作がラク(1アクション収納)
・見ただけでわかる(ラベリングや視覚化)
・自分の居場所がある(定位置づくり)
これらの工夫を取り入れることで、「片づけて!」と注意しなくても、自然とものが戻る環境が整います。
まずはひとつからでも、家族の“戻しやすい”を意識した収納を取り入れてみませんか?
それが、片づけのストレスをグッと減らす第一歩になるはずです!

■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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