節約上手さんだけが知っている!お金のプロが選ぶ“やめてよかった出費”5選

2025/10/31

「節約したいけれど、どこから減らせばいいか分からない…」そんな悩み、ありませんか?

実は、家計にゆとりを生む“やめてよかった出費”には共通点があります。

必要なものだけを見極めると、お金だけでなく暮らし全体もすっきり快適に。

今回は、FP2級保持・元銀行員で“頑張らない家計管理”を実践中のライターしばが、無理なく家計をラクにする「やめてよかった出費」を5つ紹介します。

サンキュ!STYLEライター。FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”を...

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無駄遣いを防ぐ!出費を見直す共通のヒント

節約したいけれど、どこから減らせばいいか分からない…。そんな悩みを抱える方も、多いのではないでしょうか?

家計にゆとりを生むポイントは、“なんとなくの出費”を見直すこと。

当たり前だと思っていた支出も、改めて振り返ってみると、無駄や代用できるものに気づくことがあります。

ちょっとした見直しで、無理なく家計をスリムにできますよ。

お金のプロが選ぶ!“やめてよかった”出費5選

出典:写真AC

節約と聞くと、我慢が必要なイメージを持つ方もいるかもしれません。

でも大切なのは、無理に削るのではなく「本当に必要なもの」を見極めること。

ここからは、無理なく家計をラクにできる「やめてよかった出費」を5つご紹介します。

日常のちょっとした工夫で、家計に余裕を作るヒントが見つかりますよ。

1. 大手キャリアのスマホ代

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家計の中でも固定費にあたる通信費は、節約効果が大きい項目のひとつ。

例えば、データ容量が同じ20GB前後のプランで比較すると、

・大手キャリアは月額6,000~8,000円程度
・格安SIMは月額2,000~3,000円程度

差額は月々で4,000円ほど、年間で約48,000円以上の節約が可能です。

「大手だから安心」と思って契約している人も多いですが、普段の使用がLINEやネット中心なら、通信品質に大きな差はありません。

節約効果が高いので、家計改善の際にはまず見直しておきたい支出です。

2. 季節ごとの「新しい服」

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季節が変わるたびに「新しい服を買わなきゃ」と思っていませんか?

気分転換としてのおしゃれは素敵ですが、トレンドを追いすぎると、かえって服が増えすぎてしまうことも。

クローゼットがいっぱいなのに「着る服がない」と感じるのは、“今の自分に似合う服”が選びきれていないサインです。

よく手に取る服を見直してみると、実は似た色や形が多いことに気づくはず。

それらを“自分の定番”と決めてベースにすれば、少ない服でもコーディネートがぐんとラクになります。

さらに、アクセサリーや小物で変化をつければ、同じ服でも印象は自由に変えられます。

「1枚買ったら1枚手放す」といったマイルールを決めて、ワードローブを心地よく循環させていきましょう。

3. 子どもの「洗い替え服・靴」の買いすぎ

出典:写真AC

「子どもはすぐ汚すから、服や靴は多めに必要」と思っていませんか?

でも実際に着回しているのは、ほんの数枚というご家庭も多いものです。

服は汚れたらこまめに洗えば、“普段使う枚数+1〜2枚”あれば十分。

靴も「登園用」と「普段使い用」の2足で、ほとんどのシーンに対応できます。

必要以上に買わないことで、出費を抑えられるのはもちろん、クローゼットの中がスッキリして「どこに何があるか」が一目で分かるように。

結果として、朝の支度もラクになり、子どもも自分で準備しやすくなりますよ。

4. 続けることが目的になった習い事

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「子どもの可能性を広げたい」「自分を磨きたい」そんな前向きな気持ちで始めた習い事も、続けるうちに気持ちの熱が少しずつ薄れていくこと、ありますよね。

習い事は「始めたからには続けなきゃ」と思いやすい出費のひとつ。

でも、惰性で続けるより、思い切ってやめたり切り替えたりするほうが、お金にも気持ちにも余裕が生まれます。

「やめる=あきらめる」ではなく、“今の自分たちに合った形に整える”ということ。

定期的に「本当に好き?」「今の自分にとって大切?」と立ち止まってみることが、お金も時間も大切に使う第一歩になります。

5. 「〇〇専用」の収納グッズ

SNSや雑誌で見る「〇〇専用収納グッズ」。便利そうですが、暮らし方が変わると使い道が限られてしまうこともあります。

収納は“専用”にこだわりすぎず、汎用性の高いアイテムを選ぶのが賢い選択。

例えば、箱型のケースやカラーボックス、スチールラックなどは、場所を選ばず家中で使い回せるうえ、引っ越しや模様替えにも柔軟に対応できます。

ひとつのアイテムを複数の場所で使えるようにすれば、収納グッズを買い足す必要が減り、ものを増やさずスッキリとした暮らしが叶います。

また、紙袋や空き箱、牛乳パックなどを引き出しの仕切りとして活用するのもおすすめ。

「片付け=収納グッズが必要」という思い込みを手放して、お金をかけずに整う収納を楽しみましょう。

“なんとなく”を手放して、心地よいお金の使い方へ

出典:写真AC

節約は“我慢”ではなく、自分や家族にとって大切なものを“選ぶ”こと。

これまで当たり前に払ってきたお金も、あらためて見直してみると「これは必要ないかも」「ほかの方法でも代用できそう」と気づくことがあります。

「なんとなく」ではなく、自分や家族にとって必要・大切なことにお金を使うようにすれば、支出は自然と減っていくもの。

小さな「やめてよかった」を積み重ねることで、無理なく家計が整い、自分らしいお金との付き合い方が見えてきますよ。

◼︎執筆/しば
FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”をテーマに、家計・子育て・暮らしの記事を執筆中。二児の母。Instagramは@shi_ba_1106。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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