FPが実践!「ここだけはケチらない」お金をかけてよかったもの5選

2025/12/01

「お金を貯めるには我慢や節約が必要」と思い込んでいませんか?

でも実は、貯め上手な人ほど、メリハリのある“賢いお金の使い方”をしています。

今回は、FP2級保持・元銀行員で “頑張らない家計管理”を実践中のライターしばが、実際に「お金をかけてよかった!」と感じる5つの出費を紹介します。

生活の満足度を上げながら、無理なくお金を増やすヒントにしていただけると嬉しいです。

サンキュ!STYLEライター。FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”を...

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我慢だけの節約はNG!お金をかけた方がいいものってある?

出典:写真AC

「お金を貯めるには我慢や節約が必要だよね」と思い込んでいませんか?

実は、お金と上手に付き合う人ほど、必要なものにしっかり「投資」しているんです。

毎日の生活を快適にするものや、自分が本当に満足できるものにお金を使うことで、心と体の健康が整い、ストレスも減少。

余計な衝動買いを防ぎ、生活全体のゆとりも生まれます。

さらに、質の良いものは長持ちするため、買い替えの手間やコストも減り、結果として節約につながることも。

逆に価値のないものに使うと、家計も気持ちもモヤモヤ。赤字の家計簿を眺めて、やる気や自己肯定感まで下がってしまうこともあります。

必要なものにしっかり投資することこそ、心地よい暮らしとお金の両方でゆとりを生む秘訣です。

ここだけはケチらない!「お金をかけてよかったもの」5選

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貯金上手になるためには、ただ節約するのではなく、毎日を快適にし、長く価値を生むものへしっかり投資することが大切です。

ここでは、私が実際に「お金をかけて本当によかった!」と感じたものを5つご紹介します。

価値観は人それぞれですが、暮らしの満足度が上がるお金の使い方のヒントとして、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 毎日使う「身につけるもの」には、惜しまず投資を

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靴やバッグ、肌着など、毎日身につけるアイテムは、実は体の調子や気分に大きく影響します。

中でも靴は、足に合わないものを選ぶと腰や膝に負担がかかり、姿勢や疲れやすさにつながることも。

だからこそ、自分の足の形や歩き方、ライフスタイルに合った一足を選ぶことが大切です。

多少値が張っても、質の良い靴は疲れにくく、一日を快適に過ごせるので、暮らし全体の満足度がぐっと上がります。

2. 毎日使う家電は「時短」と「快適さ」の味方

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毎日使う洗濯機やドライヤー、掃除機などの家電は、性能ひとつで暮らしの快適さが大きく変わるもの。

たとえば乾燥機付き洗濯機を選べば、“洗う→干す→取り込む”という一連の手間が一気にショートカットされ、忙しい朝にも余白が生まれます。

さらに、ロボット掃除機や食洗機などの便利家電は、初期費用こそ必要ですが、日々の家事時間を大幅に削減し、家族との時間や自分の自由時間を生み出してくれる心強い存在です。

時間はお金では買えない資源。だからこそ、暮らしをラクに回す家電に投資することは、長期的に見ても賢いお金の使い方だと言えます。

3. 質のいい「寝具」で毎日のパフォーマンスを向上

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睡眠は、健康や気分だけでなく、家事や仕事のパフォーマンスにも直結するとても大切な時間です。

自分の身体に合った枕やマットレスを選ぶだけで、朝のだるさが軽くなり、日中の集中力や判断力がぐっと上がります。

また、質のよい寝具は耐久性が高く、頻繁に買い替える必要がないのも大きなメリット。

安価なものを何度も買い直すより、少し値が張っても長く使える寝具に投資したほうが、結果的にコスパも満足度も高くなります。

さらに、質の良い睡眠が確保できれば体調も崩しにくくなるため、長期的には医療費の削減にも。

睡眠の質は、暮らし全体の快適さを左右する土台。だからこそ、多少高くとも自分の体にフィットしたものを選ぶのがおすすめです。

4. 「健康維持のための投資」で未来の医療費を節約

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歯の定期検診、ジム通い、サプリなど、健康維持のためのお金は、実は「最もリターンの大きい投資」。

健康に気を配ることで、病気や生活習慣病の予防につながり、重い病気にかかるリスクを大幅に低減。生涯を通した医療費の節約につながります。

また、健康でいられれば仕事を休むことが減り、パフォーマンスも安定。働ける期間も自然と延びるため、長期的な収入アップにも直結します。

さらに、体調が整うと心も安定しやすくなり、暮らし全体に良い循環が生まれますよね。

つまり、健康への投資は、医療費の節約・生産性の向上・心身の安定・経済的メリット──すべてを一度に叶える、最強の自己投資と言えるのです。

5. 「体験」への投資で子どもの成長と金銭感覚を育てる

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お金はモノだけでなく、旅行やイベントなどの「心が満たされる体験」にも使うことで、ぐっと価値が高まります。

非日常の体験は、家族の絆を深め、子どもの成長にも良い刺激を与えてくれるもの。

「初めて見た景色」「家族で乗り越えた挑戦」など、心に残る体験は子どもの世界を大きく広げてくれます。

また、旅行の計画は子どもにとって「お金の勉強」にもなる絶好のチャンス!

どこにお金をかけ、どこを節約するのかを家族で話し合うことで、自然と金銭感覚や優先順位のつけ方が身につきます。

体験への投資は、家族の思い出を増やすだけでなく、「お金の使い方の力」まで育ててくれる、価値ある支出なのです。

必要なものに投資して、暮らしにも家計にもゆとりを

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節約も大切ですが、我慢ばかりでは疲れてしまいますよね。

毎日使うものや健康、家族との体験など、本当に価値のあるものにお金をかけることで、暮らしの満足度はぐっと上がります。

長く使えるものはコストパフォーマンスも高く、心と時間の余裕も生むもの。

必要なところにしっかり投資することこそ、心地よい暮らしとお金の両方でゆとりを作る秘訣です。

■執筆/しば
FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”をテーマに、家計・子育て・暮らしの記事を執筆中。二児の母。Instagramは「@shi_ba_1106」。

編集/サンキュ!編集部

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