新年に「今年こそ貯めたい!」と思っても、気づけばいつもの習慣に戻ってしまう…そんな経験はありませんか。しかし、最初の一週間でムダや迷いを手放すことで、お金の流れはしっかり整います。
そこで今回は、節約×投資主婦おこめが、「やめたらお金が貯まること」5つを紹介します。ぜひ取り入れてみてくださいね。
1.目的のない貯蓄をやめる
なんとなく貯めようとしても、途中で気持ちがゆらぎやすく続けにくいですよね。そこで大切なのが「何のために、いくら必要か」をはっきりさせること。
旅行や教育費などの具体的な目的だけでなく、「10年後、20年後こうなっていたい」という理想の姿から逆算するのが効果的。目標が明確になるほど、節約や投資の行動に理由が生まれ、自然と迷いが減ります。
年初は方向性を定める絶好のタイミング。自分がワクワクできるゴールを設定することで、勢いのあるスタートダッシュが切れるでしょう。
2.「なんとなく」払い続けるのをやめる
気づかぬうちに払い続けている出費は、積もり積もって家計を圧迫しがちに。「なんとなく」払い続ける状態をやめるだけで、貯まりやすさは大きく変わります。
まずは保険や通信費等の固定費、サブスクや定期購入品をすべて洗い出し、不要なものは解約、より安いサービスがあれば乗り換えを検討。固定費は一度見直すだけで、月数千円ほどの節約につながることもめずらしくありません。
「今年こそは!」とやる気が高まっている時期こそ、「腰が重い作業」に最適。まずは一つでもいいので、着手してみましょう。
3.用事のないときに買い物に行くのをやめる
「行けば何か買ってしまう」買い物習慣は、満足感の低い浪費を生みやすいもの。商業施設は、歩くだけでそこかしこに誘惑があり、ランチやカフェ利用まで含めると一日で1万円近く使ってしまうなんてことも「あるある」です。
だからこそ、買い物は「必要なものがあるときだけ行く」を徹底することがポイント。食品の買い出しも、買い物メモや冷蔵庫の中を写真で確認してから出かければ、不要な購入を防げます。まとめ買いで買い物頻度を下げるのも効果的。
なんとなく買い物に行くのをやめるだけで、驚くほど支出が減らせます。
4.収支が見えないまま過ごすのをやめる
お金の流れを曖昧にしたままでは、どれだけ使っているのか自分でも分からず、お金が貯まりにくくなります。そこで重要なのが、資産額や残高を確認する、家計簿やアプリで支出を記録する、食品ストックや日用品の在庫を把握しやすくするなど、家計を「見える状態」にしておくこと。
ただし、完璧を目指す必要はありません。「ざっくり管理」する程度のほうが、継続しやすいでしょう。手書きの家計簿が続かないズボラな筆者は、支払いをキャッシュレス決済にまとめたり、アプリ家計簿と連携したりするなど「仕組み化」することで、無理なく続けられる工夫をしています。
5. 「余った分だけ貯める」をやめる
思いついたままお金を使い、余った分を放置していても、貯蓄はなかなか増えません。そこで活用したいのが、先取り貯金や積立投資などの「自動で貯まる仕組み」。
年初に設定しておけば、毎月迷わずお金が積み上がっていきます。使って余った分を貯めるより、「自動的に貯めて、残った分で暮らす」「毎月一定額を投資に回す」ほうが気分に左右されず、気づかないうちに貯められます。
年初のタイミングで仕組み化できるかどうかで、年末の貯蓄額は変わるでしょう。
「ムダ」を手放して家計を整えよう
お金が貯まる人がしているのは特別なことではなく、日々の中で「ムダ」を見極めて手放すことです。今回紹介した5つの「やめること」は、一度見直せば習慣として続けやすいものばかり。
完璧を目指さなくても、できるところから「やめる」だけで、家計は自然と整っていきます。今年こそ、続けられる貯蓄の土台をつくりませんか。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部