「節約を意識して、がまんばかり…」そんな疲れを感じていませんか。無理な制限や辛抱ばかりでは、心がすり減ってしまいます。実は、上手に貯めている人ほど「使い方」にも工夫があるのです。
そこで今回は、節約×投資主婦おこめが、がんばりすぎずに成果を出す「リターン重視」のお金の使い方を3つ紹介します。
1.節約の目的を明確にする
節約が長続きしない一因として、「がまんしている」という意識が強すぎることが挙げられます。そこで大切なのは、節約を「制限」ではなく「未来への投資」ととらえること。
たとえば「5年後に家族でハワイに行きたい」「早期退職して自由な時間を満喫したい」など、実現させたい未来をより具体的に描くことで、節約に前向きな意味が生まれます。
「あれもがまん、これもがまん…」とネガティブにとらえるよりも、「何のために貯めるのか」を明確にする。こうすることで、無理なくお金と向き合えるようになるでしょう。
節約そのものが目的ではなく、理想の暮らしを叶える「手段」だと考えることが、ストレスなく続けるための得策です。
2.浮いたお金を運用する
節約で浮いたお金は、「貯める」だけでなく「育てる」ことも大切です。
最近では、NISAやiDeCoを使って、オルカンやS&P500といったインデックスファンドに自動で積み立てる人が増えています。これらは時間と手間をかけずに資産形成ができ、忙しい人でも続けやすいのが魅力です。
貯金だけでは増やせる額に限界がありますが、投資の力を借りることで「お金がお金を生み出す」仕組みがつくれます。節約したお金が将来のリターンにつながると、自然とモチベーションアップにも。
買い物で迷ったときに「今これを買うか、投資に回して運用するか」と考える習慣が身につくと、むだ遣いもガクンと減り、家計にゆとりが生まれていきます。
3.自己投資にも一部を回す
節約で大切なのは、支出を減らすことだけではありません。大切なのは「選択と集中」。自分にとって価値を感じることにお金を使う姿勢です。
たとえば、健康維持のための運動や食事、スキルアップの勉強、人とのつながりを深める時間などは、長い目で見れば人生を豊かにし、結果的にリターンを生む「自己投資」になります。
お金を使う優先順位を見直すことで、支出を抑えながらも満足度の高い暮らしを実現できるでしょう。
「使い方」を意識してゆとりある暮らしを
そもそも節約は、がまんを続けることではなく「ゆとりある暮らし」を実現させるのが目的。貯めることに執着するのではなく「使い方」を意識すれば、家計にも心にも余裕が生まれます。
目的を決めて、浮いたお金を運用や自己投資に回す。長期的な視点をもち、小さな工夫を積み重ねることで、お金も心も豊かな暮らしを手に入れませんか。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部