「このまま節約だけ続けていて大丈夫かな…」そんなモヤモヤを感じたことはありませんか。資産を大きく増やしたいと考えているなら、節約だけでは限界があるのが事実です。
そこで重要なのが、貯めたお金の活かし方。この記事では、「今」の豊かさも大切にしながら資産形成してきた節約×投資主婦のおこめが、「貯めたお金の使い道」について紹介します。

1.「投資」でお金に働いてもらう
コツコツ貯めたお金を銀行口座にそのまま置いていませんか。一見、安心感がありそうですが、実はインフレで少しずつ価値が目減りしているのです。
そこで取り入れたいのが、投資で「お金に働いてもらう」という考え方。
たとえば、世界の経済成長の指数に連動するファンドに毎月3万円ずつ積み立て、利回り7%で運用できたとします。10年後には元本の360万円に加え、運用益として「150万円増える」計算になります。
もちろん、短期的に見れば株価の上下はありますが、「富が自動で増える仕組み」を体感すると、節約のモチベーションも高まりやすいもの。投資は一部の人だけの特別なものではなく、正しく理解すれば、誰もが堅実に資産形成できる方法のひとつです。
2.「自己投資」で収入アップ
自己投資は単なる「支出」ではなく「リターンを生み出すもの」です。資格取得やスキルアップの学び、効率を上げるための道具などにお金をかけることで、収入の伸びにつながる可能性が広がります。
さらに、学びの場ではふだん出会えない人や新しい考え方に触れられることもあり、知識以上の価値を得られることも少なくありません。節約して生活防衛資金を確保すれば、転職や副業にも挑戦しやすくなります。
日頃は節約を徹底している我が家ですが、長期的な視点で考えたとき、リターンをもたらしてくれそうだと判断した「キャリアコーチング」や、仕事道具の「マックブック」には、惜しまずお金を使いました。
お金を貯めるだけでなく「自己投資」にも積極的になることで、資産形成のスピードは加速し、人生そのものも豊かになっていくでしょう。
3.「メリハリ消費」で暮らしの満足度を上げる
お金は貯めるだけでなく、「使う」ことで価値を発揮します。とはいえ、なんでも買えばいいわけではありません。
特にこだわりのない部分は支出を抑え、浮いたお金を自分や家族が心から価値を感じられることに回す。この「選択と集中」が、暮らしを豊かにするカギなのです。
節約は「がまん」ではなく、自分にとって本当に必要なものを見極める習慣。ほしいものを手にしたときの満足感が高まり、むだな支出も減るため、自然とお金も貯まりやすくなります。
メリハリのあるお金の使い方は、「未来」に備えるだけでなく「今」も大切にできるため、資産形成と暮らしの豊かさを両立させてくれるでしょう。
節約の効果を拡大させよう
貯めたお金をフル活用することで、その効果を最大限に受け取ることができます。
株式投資で資産を増やし、自己投資で収入を伸ばし、そして心から満足できることに使う。この3つを意識すれば、節約の努力も一層報われます。
今日から少しずつ、お金の使い道を見直してみませんか。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部