お金をたくさん使わないと豊かに暮らせない…そんな考えを一変させてくれるのが、「ミニマリストの生き方」です。必要なものにだけお金と時間を使うことで、無理なく心地よく生きられ、そして自然とお金も貯まるようになります。
そこで今回は、SNSや書籍から学んだミニマリストの考え方を取り入れたことで、資産形成がはかどった節約マニアおこめが「節約しながらも豊かに暮らすコツ」を3つ紹介します。
1.必要なものだけをとことん「選んで」買う
欲しいものを見つけると、つい「今買わなきゃ」と思ってしまうもの。しかし、多くのミニマリストは一度立ち止まり、用途や頻度、ほかのもので代用できないかなどを冷静に考えます。
じっくり考えてから買うことを習慣化し、ときには「買わない選択」もします。こうすることで、ムダな支出が減り、お気に入りのものにだけお金を使えるようになります。
お気に入りを厳選すると、持ち物が少なくても満足感が高く、買い替えや買い足しの回数も減ることに。とことん「選んで」買う暮らしは、ものの多さよりも質を重視するため、心の豊かさにもつながります。
2.ものに感謝して「最後まで」使い切る
ミニマリストの多くは、「今あるものを使い切る」意識を強くもっています。食品なら、使い切れる量だけを買い、調味料や野菜などもムダなく使い切る工夫をしています。
日用品もストックを持ちすぎず、買ったものを最後まで使う習慣を心がけています。こういった買い方を意識することで「買いすぎ」や「在庫の重複」が減り、自然と出費が抑えられます。
筆者自身、家中のものを整理していく過程で「まだ使えるけど不要だから手放す」という痛みを経験し、「必要な分だけ買おう」という意識が定着しました。ものを大切に扱うことで浪費が減ると、節約効果があるだけでなく自己肯定感の向上にもつながります。
3.スッキリ暮らして、時間と気持ちに「余裕」を
持ち物が多いと、それだけ掃除や整理にかかる手間も増え、知らず知らずのうちにストレスが蓄積していることがあります。
思い切ってものを減らすと維持・管理や掃除の負担が軽くなり、空間にも気持ちにもゆとりが生まれます。探し物の時間が減り、家族との時間や自分の好きなことに使える時間が増えるのもうれしい効果。
筆者もSNSや雑誌から「ものを減らすと暮らしやすい」という情報を得てはいたものの、実際にやってみて初めてその快適さを実感しました。スッキリとした空間は気持ちを前向きにし、結果的にムダな買い物も減らしてくれます。
少ないもので整う暮らしこそ、節約しながらも豊かに暮らす第一歩です。
ムダを手放し、軽やかに生きよう
節約は、単なるがまんではなく「ムダを手放すこと」。もの・お金・時間の使い方を丁寧に見直すと、心の余裕が生まれ心地よく生きられるようになります。
まずは、「とりあえず買う」をやめて、「本当に必要?」と立ち止まることから始めてみませんか。暮らしもお金も、豊かに回り始めますよ。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部