安いから、かわいいから、なんかよさそうだから…そんな理由で買ったものが、気づけば使われずに眠っていることはありませんか。長きにわたって満足感が続く「いい買い物」には、ちょっとしたコツがあるのです。
そこで今回は、節約×投資主婦おこめが、浪費も極端な節約も両方経験してたどり着いた「買い物で後悔しない3つのルール」を紹介します。
1.即買いより「じっくり選ぶ」で満足度が変わる
「一目惚れしたあの商品、ついポチってしまった…」そんな経験、ありませんか。SNSや店頭で見かけたアイテムを勢いで購入して、後悔した経験がある人は少なくないでしょう。
便利そう、かわいい、口コミがいいなど「見た目」や「話題性」に惹かれて買ったものほど、「思ってたのとちがった」と感じたり、実際には出番が少なく数週間後には存在を忘れてしまったりすることも。
買い物の満足度を高めるには、「即買い」よりも比較検討する時間を取ることが大切です。ぱっと見の印象や口コミだけでなく、維持や管理の手間、自分の暮らしに本当に合うかどうかを考えることで、失敗はぐっと減らせます。
その場の勢いではなく「時間をかけて選ぶ」ことが、満足感が長く続く買い物につながります。
2.盛り込みすぎより「シンプルなもの」を選ぶ
「便利そう」「なんかよさそう」に見えても、機能が多すぎるものは扱いづらくなりがちです。ファッションアイテムも家電も、必要な要素に絞った「シンプルなもの」のほうが、結果的に長く使えてムダな出費を防げます。
たとえば、複雑なデザインの洋服はお手入れに手間がかかることも。ほかのアイテムに合わせるのもむずかしくて着回しにくく、高価な割に出番も減りがちです。
家電も、多機能すぎると構造が複雑になって故障リスクが増え、修理や買い替えのコストがかさむことがあります。実際にエアコンの場合、「お掃除機能なし」のものは構造が単純で、業者に依頼する際のクリーニング費用も安くすみます。
「シンプルなもの」を意識して選ぶようになってから、1つのものを長く使えるように。管理や買い替えの手間が減らせて、暮らしもお金も整いました。
3.一時的な満足感より「長く心地よく」を優先する
目先のおトクや流行に振り回されず「長期目線」で考える。そうすると、お金が貯まるだけでなく心も豊かに暮らせます。
たとえば、特売を追いかけてスーパーをハシゴしても、節約できるお金はわずか。その分の時間や労力を考えると、ほどほどの価格帯の店でまとめて買うほうが、結果的に満足度は高くなります。
流行のファッションアイテムや雑貨も同じです。短期間しか使わないものを買い替え続けるより、自分にしっくりくる「お気に入り」を長く使うほうがお金が残り、心も満たされます。
何より、使わずに貯まった先で得られる「持続的な安心感」は、ちょこちょこ買いをして得られる「一時的な快楽」には代えがたいもの。「長期目線」を持ち合わせることで、より満足度の高いお金の使い方ができるようになります。
いい買い物の秘訣は「長期目線」
買い物で後悔しないコツは、「今ほしい」「なんだかよさげ」より「長く続く心地よさ」を選ぶこと。即決せずに立ち止まるだけで、満足感もお金の残り方も変わります。
まずは今日の買い物から、長期目線に立った「後悔しない選び方」を意識してみませんか。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部