冬はクリスマスやお正月など、楽しいイベントが続く一方で、出費が重なりやすい季節。「支出やばい…」と焦る前に、ちょっとした工夫で家計へのダメージを最小限にしませんか。
節約も季節に合わせて、効果的なところから整えることで無理なく続けやすくなります。そこで今回は、資産形成まっただなかの節約×投資主婦おこめが「冬に取り入れている貯蓄術」を4つ紹介します。
1.「ポイント温め」で光熱費を削減する
冬の光熱費を抑えたいなら、部屋全体を温めるより「ポイント温め」が断然おトクです。
とくに電気毛布は、1時間あたりの電気代が約1円と超省エネ。エアコンの約10分の1で済むので、就寝時やひとり時間に取り入れるだけで電気代の負担がぐっと軽くなります。
さらに、吸湿発熱インナーや厚手の靴下などで「体そのもの」を温めると、暖房への依存度を下げても快適に。
わが家では寝るときには暖房を切り、電気毛布だけで就寝。低出力でもほかほか温まって朝までぐっすり眠れますよ。温め方を見直すことで、快適さを保ちつつも光熱費を下げることが可能です。
2.「ストック食材」を優先的に消費する
新しい食材を買う前に、まずは冷凍庫やパントリーの中をチェックしましょう。
冬は、年末年始や冬休み用の買い出し、来客準備などで多めに食材を買い込みやすい時期。そのままにしておくと、賞味期限切れや重複買いでむだな支出につながってしまいます。
そこでおすすめなのが、ストック食材をリスト化して冷蔵庫の扉など目に入る場所に貼る方法。あるもので献立を組み立てられるようになるため、買い物頻度を自然と減らせます。
ストック中心の献立に切り替え、1日1,000~1,500円ほど買い物を控えられれば、3日で3,000~4,500円の節約に。さらに食材を使い切ることで、フードロスも防げます。
3.お金のかからない「レジャー」を楽しむ
冬はイベントも多く、ついレジャー費がふくらみがち。だからこそ、お金のかからない楽しみ方を意識したいですね。
初詣がてら近隣の神社まで散歩したり、親子でおやつ作りをしたり、友人を招いておうちパーティを楽しめば、商業施設や外食を利用するよりもぐっと安上がりに。カルタやトランプなどの室内遊びも白熱します。
寒い日は図書館や子育て支援センターなどの公共施設を活用すれば、光熱費の節約にも。ショッピングモールは「最後の手段」と位置付けておくことで、不要な買い物が激減します。ノーマネーデーを充実させれば、冬の支出は大きく抑えられます。
4.季節の需要を味方に「不用品」を売る
フリマサイトは季節を意識すると、驚くほど売れやすくなります。
寒さのピークを前に需要が高まっている防寒アイテム、室内時間を充実させるゲーム・DVD類はまだまだ売れやすい時期。また、お正月太りが気になる頃なので、ダイエット用品を出品するのも狙い目です。
さらに少し先を見て、春に需要が伸びる小型家電や書類整理グッズなど「新生活向け」のアイテムを出品すると、高く売れる可能性も。臨時収入につながるだけでなく、家の中もスッキリすることで、新しい一年を気持ちよくスタートできるでしょう。
小さな工夫で「黒字」ゴールへ
冬は光熱費・食費・イベント費など、出費がかさみやすい時期。しかし、今日からできる小さな工夫を取り入れることで、収支をプラスで終えられる流れが作れます。
あれもこれもがまんする必要はありません。取り入れられそうなものから試しつつ、お金をかけない楽しさを見出す。それだけで、この冬の家計はグッと軽くなるはずです。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部