新年こそ、部屋も家計もすっきり整えて気持ちよくスタートしたいもの。しかし、「全部きれいにしよう」と思うほど、どこから手をつけていいか分からなくなりますよね。
そこで今回は、ここさえ押さえれば住まいとお金が整う「3つのポイント」を、節約×投資主婦おこめが紹介します。片付ける場所をしぼることで取り組みやすく、ムダな買い物が減って自然とお金の流れも整いやすくなりますよ。
1.着ない服を手放してムダ買いを防ぐ
服はたくさんあるのに、「着たい服がない」と感じることはありませんか。
着ていない服がぎゅうぎゅうに詰まったクローゼットは、ムダな買い物につながりやすいと言われています。なぜなら、どこに何があるか把握しづらく、「似たような服を買ってしまう」「とりあえず買い足す」といったことが起こりやすくなるからです。
そこでおすすめなのが、「今の自分に必要か」を基準に見直すこと。1年以上着ていない服や、今後も出番がなさそうな服を手放すことから始めると負担が少なく、判断もしやすくなります。
厳選した「お気に入り」や「よく着る服」を手前にまとめておくと、クローゼットの見通しがよくなり、日々の服選びもスムーズに。結果として「服を買わなくちゃ」という焦りが消え、重複買いや衝動買いも自然と減っていきます。
2.食品・洗剤ストックは在庫管理が節約のカギ
年末年始は食品の買い込みが増える時期。気づけば「何がどれだけあるのか分からない」という状態になりやすく、食品ロスや重複買いにつながります。
そこでおすすめなのが、一度ストックの棚卸しをすること。賞味期限が近いものから優先的に使い、在庫は「見えるように並べる」だけでも、食材管理がぐっとラクになります。災害備蓄としてのローリングストックも、このタイミングでチェックしておくと安心です。
また、日用品は1ジャンルを1か所にまとめると、管理がしやすくなります。例えば筆者は、
・トイレの掃除用具やトイレットペーパーはトイレ
・シャンプー類や洗濯洗剤は脱衣所
・食器用洗剤やハンドソープはキッチン
など、使う場所にまとめて保管しています。
ぱっと見で在庫を把握できるように並べておくと、見た目がスッキリするだけでなく、重複買いが減らせます。結果として食費や日用品費のムダが大きく抑えられることに。管理のしやすさを整えることが、節約の第一歩です。
3.調理器具を厳選して自炊はかどるキッチンに
キッチンは、置いてある道具の量が多いほど煩雑になり、自炊のハードルが上がります。
とくに「フライ返しが何本もある」「フタをなくした保存容器だけ残っている」など、多すぎるものや役目を終えたものが混在すると、必要なものが見つけにくくなり負担が増えがちに。
まずはよく使う調理器具を手前に集め、出番の少ないものは手放す・減らすことから始めましょう。「状態が悪いフライパン」や「持ちすぎている同じ用途のカトラリー」は処分したり、「新品だけど使う予定のない調理器具」はリサイクルショップを活用したりするのも一案です。
道具の「総量」が減るとキッチンの見通しが良くなり、使いたいものがすぐ取り出せます。すると自炊がスムーズになり、結果的に外食の頻度が下がって家計も好循環に。キッチンは、日々の食費にも直結する重要な片付けポイントです。
3つのポイントを押さえて住まいも家計もスッキリと
片付けは節約の第一歩。家がスッキリするほどに判断も行動もシンプルになり、お金の流れも整っていきます。
年末年始は物が増えやすく散らかりがちな時期ですが、見直しには絶好のチャンス。まずは今回紹介した3つのエリアを整えて、「ムダ買いが減る仕組みづくり」に挑戦してみてくださいね。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。Instagramは「@ocome_money_life」。
編集/サンキュ!編集部