夏は暑さによる疲れ、レジャーや帰省などで出費がかさみ、「気がついたら赤字…」なんてことも。過ごしやすい気候に秋以降こそ、挽回のチャンスなんです。
そこで今回は、日々節約に励む主婦ライターおこめが、無理なく実践できる「秋に取り入れたい貯蓄術」を3つ紹介します。

1.ストック食材を優先的に消費する
新しい食材を買う前に、まずは冷凍庫やパントリーの中をチェックしましょう。
夏は、長期休暇や子どもの夏休みで「おうちご飯」の機会が増えるため、いつもより多めに食材を買いこみがち。そのままにしておくと、賞味期限切れや重複買いでムダな支出につながってしまいます。
そこでおすすめなのが、ストック食材をリスト化して冷蔵庫の扉など目に入りやすい場所に貼る方法。生鮮食品と組み合わせて献立を考えやすくなり、在庫管理もスムーズになりますよ。
ストック中心の献立に切り替え、1日あたり1,500円節約できた場合、わずか3日で4,500円の支出削減に。さらに、すべての食材を期限内に使い切れば、節約の大敵「フードロス」も防げます。
2.お金のかからないレジャーを楽しむ
お金をかけずに「○○の秋」を楽しみましょう。
一つ目は、「食欲の秋」。おうちごはんをレジャー化することで、外食に行くよりもグッと支出を抑えられます。親しい友人を招いたり、買い出し・準備から片づけまでを「みんなで」いっしょにおこなったりすれば、イベントのような充実感に。
二つ目は、図書館でゆったりすごす「読書の秋」。漫画や最新の雑誌もそろっているので、本にあまり馴染みのないかたにもおすすめです。
三つ目は、「運動の秋」。散歩やランニングは、お金をかけずに、思い立った瞬間から始められます。緑地のある公園を歩いたり、いつもの道を走ってみたり…季節の移ろいを肌で感じるのもいいですね。
一見どれも地味ですが、少ないお金で愉しみを感じられる時間は、人生を豊かにしてくれます。「お金をかけなくても満たされるんだ」と気づくことに、大きな意義があると考えます。
3.不要品を売る
フリマサイトを活用して、不要品を現金化しましょう。
使わないものを片っぱしから出品してもいいのですが、「季節」を意識することで、売れやすくなったり、いつもより高値で売れたりすることも。
秋の行事といえば、運動会、文化祭、お月見、発表会、ハロウィンなどが挙げられます。こういった行事に関連するものを出品したり、商品説明欄に行事に関係したキーワードを入れたりするのがコツです。
例えば、ヘアアクセサリーを出品する場合。「お子さまの発表会にいかがですか。」の一言を添えるだけで、購入を検討しているかたの背中を押せますよ。
ほかにも、秋はアウトドアやレジャーも人気の季節。キャンプやお出かけに使える物なども売れやすいでしょう。季節を意識し、少しの想像力を働かせることで、グッと売れやすくなりますよ。
夏の赤字をスルッと挽回しよう!
秋は、気候もよくなり一年で一番節約がはかどる季節。簡単な方法でやりくりしてみたり、お金のかからない趣味を見つけたりして、ストレスフリーに挽回しましょう。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部