年末年始は、イベントや帰省などが重なって、ついつい財布のひもがゆるみがちになりませんか。気づけば「年明け早々ピンチ!」なんてことも。だからこそ、今のうちに少しずつ準備しておくことが重要です。
そこで今回は、節約×投資主婦おこめが、年末のドタバタを避けつつ家計も心もラクになる「早めにやっておきたい」4つのことを紹介します。
1.「計画・予算」を立てておこう
年末年始をなんとなく過ごすと、気づけば家計が赤字に…ということになりかねません。
まずは、昨年の支出を振り返り、「どこなら減らせそうか」を考えてみましょう。家計簿がない場合は、ボーナスや月の余裕資金をもとに「これくらいまでなら使える」という目安を設定しておくのがおすすめです。
・クリスマスや大晦日、正月の特別な食費
・子どものクリスマスプレゼント
・年賀状
・大掃除
・季節の装飾品
・お年玉
・旅行や帰省にかかる費用
・帰省するなら手土産の費用
・購入したいものの費用
など、人によってさまざまですが、想定できる支出を具体的に洗い出すことで、安心してお金を使える年末年始を迎えられるでしょう。
2.「手土産」はお得なタイミングで準備しよう
年末が近づくと、人気の手土産は売り切れたり価格が上がったりしがち。慌てて買うと、想定していた予算を超えてしまうことだってあります。
余裕を持って早めに選んでおくと、落ち着いて良い品を見つけられるうえ、ポイントアップデーなどの「おトク」を狙えるのもメリット。配送が混み合う前に受け取れる安心感もあります。
計画的に準備しておけば、気持ちにも家計にもゆとりをもって年末年始を迎えられるでしょう。
3.「買うものリスト」を作っておこう
年末年始は、ボーナスやセールの誘惑でつい気が大きくなりがち。「がんばった自分にごほうび!」の気持ちも大切ですが、計画なしの買い物が続くと、気づけば使いすぎていた…という事態を招いてしまいます。
そこでおすすめなのが、「買うものリスト」を事前に作っておくことです。クリスマスや初売りなど、イベントごとに必要な支出を整理しておくと、優先順位が明確になり、冷静に判断できます。
特に、大きな買い物ほど、スペックの確認や類似製品との比較検討など、時間をかけて下調べをしておきたいところ。「欲しい気になっていただけかも」と感じたら「やっぱりやめた」の判断も立派な節約です。
セールは「買わされる日」ではなく、「計画的に安く買うチャンス」ととらえることで、満足度の高いお金の使い方ができるでしょう。
4.「ふるさと納税」をうまく使おう
年末が近づくと、ふるさと納税の駆け込み申請で支出が重なりがちに。早めに寄付先を決めておくと、家計の負担を分散できます。
返礼品の中には、年末年始にぴったりなごちそう系の食材も多く、上手に活用すれば節約にもいかせます。筆者も毎年、12月に冷凍の牛ブロック肉が届くように手配し、ローストビーフを作るのが恒例行事となっています。
今年は10月1日に制度が変更された影響もあり、9月中に申請を済ませているかたも多いかもしれません。これから申請するかたや、所得確定後の微調整のため追加で申請するかたも、余裕を持って準備することで、「おトク」と「特別感」の両方を楽しめる年末年始にしていきたいですね。
事前準備が「家計と心」のゆとりを作る
イベントの多い年末年始をなんとなく過ごすと、積もり積もって大きな支出になりやすいもの。しかし、少し先回りして準備しておくだけで、お金も気持ちもぐっとラクになります。
「計画と余裕」を味方につけ、心から楽しめる年末年始を迎えたいですね。ぜひ、できそうなことから一つずつ始めてみてください。
■執筆/おこめ
夫婦で協力して節約×投資に励み、総資産4,000万円を達成。元小学校教諭で男の子2人の母。週5でパート勤務をしながら「自炊は最強の副業」をモットーに日々自炊に勤しむ。インスタグラムは@ocome_money_life
編集/サンキュ!編集部