長く過ごすリビングは、家族全員がくつろげる空間が理想的ですが、知らず知らずのうちに自ら疲れる空間にしている人も少なくはないとか。長年当たり前のように置いているものは風景化して気づきにくいからこそ、居心地が悪い特徴を知っておくことが改善の第一歩だそう。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんにくわしく教えてもらいました。
1.文字からの情報量が多い
まずはリビングの中心に立ち、360度見渡し、「文字」があるものを意識してみてください。スプレー缶や本、フリーペーパーなど。たとえ無意識であっても入ってくる情報量が多いと疲れてしまいます。
スプレー缶であれば、スプレーカバーをしたり死角に隠したりするなどして文字を見せない工夫を!本やフリーペーパーは、リビングで読む分はマガジンラックやオープンボックスを利用するなどして、使い勝手とすっきり感のバランスを意識することがポイントです。
2.目に入る「色」の数が多い
「カラフルなカラー」は気分を盛り上げたいときには有効ですが、リラックスして落ち着きたいリビングで大々的に使うのは不向きです。同系色ならまだしも、色んな種類のカラーが目に入ると視覚的なノイズとなってしまいやすく、落ち着かない空間になってしまいがち。
強めの色を壁やカーテンに使うのは避け、色は落ち着いた色で3色以内に抑えるのがベター。カラフルなカラーで気分を上げたいときには、期間限定で癒し効果も高い「お花」を飾るのがおすすめです。
3.配線がごちゃついている
配線が剥き出しになっていてごちゃついているリビングは、落ち着かない傾向にあります。特に「テレビ周りの配線」と「スマートフォンの充電スポット」は自然と目に入りやすいポイントなので要注意!
細かい配線処理がめんどうな人は、「カゴに入れるだけ」「配線ボックスに入れるだけ」の簡単な方法を取り入れてみてください。無印良品の「スチールタップ収納箱フラップ式」は、見た目のすっきり感だけでなく、しめたまま使えるので使い勝手もバツグンです。
視覚的なノイズをなくそう!
落ち着かない原因は、まさに「視覚的なノイズ」。「文字」「色」「配線」の3つが落ち着かない原因となっていることも。当たり前にあるものは気づきにくいからこそ、意識して引き算してみることが大事です。
居心地の悪い特徴である3つの問題を解消することができれば、自然と居心地の良い空間を作ることができます。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部