家族が集まるリビングだけは、いつもスッキリさせていたいと思うのは全家庭共通の願い。片づいている家に住む人の共通点は、「片づくための習慣」があるようですが、具体的にどんな習慣があるのでしょうか。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに、普段取り入れている片づけ習慣について詳しく教えてもらいました。

1.朝は念入りリセット
片づけに専念するのは朝だけ。朝時間がない人は、日中や夜でもOK!とにかく毎日のルーティンに組み込むことが重要です。
毎日続けるのであれば無理は禁物!家具を避けたり床拭きをしたりするまで含めて、15分程度で終わらせると負担なく続けることができます。15分以上かかるときは、そもそもリビングに置いているものの数が多すぎる可能性が高いので、根本的に見直していきましょう。
疲れたときは、家具移動や床拭きはカットしても大丈夫。その日のコンディションに合わせて、柔軟に対応していくことがポイントです。
2.日中は移動ついでに片づける
家族が家にいる場合の日中はとくに散らかりやすいですが、「移動ついで」に片づけることを意識してみましょう。キッチンに行く際は、食器を下げたりキッチン近くの収納場所にペンを戻したり。最初は意識しなければできませんが、毎回1つや2つ戻すことを続けていくうちに、自然と無意識に片づけられるようになります。
家族がいない日中は、これだけでキレイをキープすることができるでしょう。「絶対に散らかさない!」と神経質になるよりも、散らかしても自然と片づくしくみ作りに力を入れたほうが、居心地のよい空間を作ることができます。
3.就寝前に軽く片づける
疲れがピークに達する夜は、無理のない片づけがポイント。ごはんを済ませてから寝るまでの間の数時間で、7割以上片づいている状態を目指せば上出来です。
朝リセットと日中のついで片づけをやっていれば、手をつけられなくなるほど散らかることもありません。片づけ時間の目安は5分程度。もし、7割片づけるまでに10分以上かかる人であれば、物の数や動線の見直し、日中の過ごし方などの改善が必要です。
「念入り」と「ついで」を組み合わせた片づけ習慣が成功のカギ
床に一切ものを置いていない「念入りリセット」と、その他の「ついで」の片づけ習慣が、リビングが片づいた状態をキープしてくれます。
習慣にするためには、「家族が仕事や学校に行ったタイミング」や「お風呂から上がった後」など、すでにできている習慣とセットで行うことがポイントです。肩の力を抜いて、ゲーム感覚で試してみると継続しやすいですよ。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部