トイレットペーパーや洗剤、マスクなどの日用品。
「どこにしまったっけ?」「ストックがない!」と慌てた経験はありませんか?
収納の工夫次第で、探す手間もムダ買いもぐんと減らせるんです。
本記事では、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵が、日用品を“使いやすく・分かりやすく”管理する収納のコツを5つご紹介します。
1: 「買った場所」より「使う場所」に収納
つい「買ってきた流れで玄関に収納」「まとめてストック部屋に保管」など、
“しまいやすさ”を優先して収納場所を決めてしまいがちですが、
実は「使う場所の近く」に置く方が、断然使いやすい!
たとえば、
・トイレットペーパーはトイレ内
・キッチン用洗剤はシンク下
・マスクは玄関やバッグ置き場の近く
など、「使うときにすぐ取れる」場所に移動するだけで、探す・取りに行く手間が激減します。
2: 家族も把握できるようラベル管理をする
せっかく整理しても、家族が使い方を知らないと意味がない…なんてことも。
誰が見ても分かるように「ラベル」をつけることで、全員が使いやすい収納に!
文字だけでなく、
・イラスト入りラベル(特に子ども向け)
・色分けで視覚的にわかりやすく
など、工夫すれば家族全体の“探し物ストレス”も軽減されます。
「○○どこ?」の声が減って、家事もグンとラクになりますよ!
3:同じ種類のモノは1か所にまとめておく
ストックをいろんな場所に分散して置いてしまうと、
「あると思っていたのになかった!」
「2個も買ってしまった!」という事態が発生しがち。
そこで、同じカテゴリのアイテムは“1か所にまとめて収納”が鉄則です。
・洗剤類はランドリー周り
・文具はデスク横の引き出しに
・日用品のストックは一括管理棚を作る
「ここを見れば全部わかる」状態にしておくと、在庫管理も買い足しの判断もラクになります。
4:在庫が見えるクリア収納で“ムダ買い”防止
「どれだけ残っているか分からない」→「とりあえず買っておこう」
このムダ買いサイクル、経験ありませんか?
そんなときに便利なのが、中身が一目で分かる“クリア収納”。
・透明ボックス
・半透明の引き出し
・ワイヤーバスケット
などを使えば、在庫量がひと目で把握できて、買いすぎも防げます。
冷蔵庫や洗面台下にもおすすめの収納術です。
5:使う頻度で「手前・奥」を決める
「奥のものを取るのが面倒で、手前のばかり使ってしまう…」
そんな経験はありませんか?
収納は「よく使うもの=手前」「あまり使わないもの=奥」と、
使用頻度で“配置の優先順位”をつけるのがコツ。
たとえば、
・毎日使うティッシュは最前列に
・月1で使うレフィルは奥に
・季節限定品は別の保管場所に
動きに合わせた配置を意識するだけで、日々の動作が驚くほどスムーズになります。
「使う」と「しまう」がスムーズな収納に!
収納の目的は、「きれいに見せる」ことだけではありません。
「必要なときに、必要なモノをサッと取り出せること」こそが、本当に使いやすい収納。
日用品の収納場所を見直すことで、
時間のムダ、モノの迷子、ストレス
この3つがグンと減り、家事効率も快適度もぐっとアップします。
まずは1ジャンルだけでも、ぜひ見直してみてくださいね!
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部