「節約していると、我慢ばかりでなんだか疲れてしまう…」そんなふうに感じたことはありませんか?
じつは、節約を続けるうえで大切なのは「上手に息抜きをすること」です。
とはいえ、息抜きだからと無計画にお金をつかってしまうと、かえって浪費につながってしまいます。
そこでポイントになるのが、「ムダにならないご褒美の取り入れ方」を身につけること。
今回は、高給取りでなくても9年で1,000万円貯めた節約主婦ライター・はらすが、「浪費にならないご褒美費の使い方」をご紹介します。
1、「自分を知る」ことから始めよう
節約を続けるうえで大切なのは、自分にとって本当に「心が回復する息抜き」を知ることです。
まずは「自分は何をしているときに落ち着くのか・癒されるのか」を紙に書き出してみましょう。
ここで意識したいのは、「楽しい」と「満たされる」は違うということ。一時的に楽しくても、終わったあとに疲れや後悔が残る行動は息抜きにはなりません。
逆に、お金をかけなくても満足できる習慣は、長く続けられるご褒美になります。
たとえば、
・カフェや家など、落ち着く空間でゆっくりお茶をする
・自然にふれながら散歩やランニングをする
・好きな音楽や飲み物といっしょに読書をする
・心地よい環境でゆっくりお昼寝をする
など、「自分が本当にリラックスできる時間」を見つけることがポイントです。
小さなことでもOK!
「これなら続けられる」と思える息抜きを、自分のなかに見つけてみてくださいね。
2、他人軸ではなく自分軸で選ぼう
SNSで「みんなが買っている」「話題だから」と選んだご褒美は、じつは自分に合わず心が満たされないことがあります。
一時的に楽しくても、後に何も残らず、さらに次の刺激を求めて浪費の連鎖に陥りやすくなります。
大切なのは、「自分が本当に癒されるかどうか」です。
筆者も以前、SNSで「スタバの新作を飲んでリフレッシュした」という投稿を見て真似したことがあります。
しかし、そもそも甘い飲み物が好きではないため、思うようにリフレッシュできず「次は別のを飲もう」と目的がズレてしまいました。
この経験から、自分にとって小さくても心地よいご褒美を選ぶほうが、満足度が高く続けやすいと実感しました。
「もしかして他人軸で選んでいたかも…」という人は、今が見直しのチャンスです。自分の「本当の好き」に気づければ、ご褒美の質が大きく変わりますよ。
3、予算を決めて罪悪感なく使おう
「節約中なのに贅沢していいのかな…」と罪悪感を抱くのは、想定外のお金を使うからです。
しかし、節約に息抜きは必要不可欠。だからこそ、最初から「ご褒美費」として予算を確保しておきましょう。
金額は1,000円〜3,000円など少額で十分。
子どものころ、お小づかいのなかから好きなものを選んだときのワクワク感のように、限られた予算のなかで「自分を満たすもの」を丁寧に選ぶほうが満足度は高くなります。
その結果、我慢の反動による浪費も防げるうえ、支出もコントロールしやすくなります。
ご褒美費を使いこなして節約をもっとラクに続けよう
節約を続けるコツは、我慢ではなく「心が満たされるご褒美」を味方にすることです。
自分を知り、本当に癒されるものを選べるようになるほど、少額でも満足できるようになります。
お金と心のバランスが整うと、節約ももっとラクに、そして長く続けられます。
ぜひ、今日から「自分の心が喜ぶご褒美」を取り入れてみてくださいね!
■執筆/はらす
4人家族で食費4万円!「自炊で家計を整える」をモットーに、ズボラでもできる節約レシピを発信中!ボリュームもコスパも妥協しない楽ちんレシピが人気。インスタグラムは@harasu_kakei
編集/サンキュ!編集部