「お金がいつの間にか減っている…」「貯めたいけど、何から始めればいいか分からない…」そんな悩み、ありませんか?
実は、毎日ちょっと意識するだけで、自然と「お金に好かれる人」になれるんです。
そこで今回は、FP2級保持・元銀行員で“頑張らない家計管理”を実践中のライターしばが、「お金に好かれる6つの習慣」をまとめました。
「お金に好かれたい」「お金とうまく付き合いたい」という方にぴったりの内容になっていますので、ぜひ最後まで目を通してみてくださいね!
お金に好かれる人は「頑張らない節約」で暮らしを整えている
「お金に好かれる人」と聞くと、節約上手でストイックな人というイメージを持つ方も多いかもしれません。
ですが実際は、我慢を重ねている人よりも、自然と無駄を減らす習慣を持っている人のほうが、長くお金に好かれやすいのです。
たとえば、必要なものと欲しいものを区別したり、定期的に家計を見直したりするなど、日常の中でお金と向き合う「習慣」を整えていると、支出のコントロールがぐっとしやすくなります。
つまり、お金に好かれる人は「節約を頑張る人」ではなく、「お金の使い方が上手な人」。
「節約が苦手」「頑張れない」と感じる人ほど、無理のない習慣づくりを意識してみましょう。
FP直伝!お金に好かれる6つの習慣
お金に好かれるためには、「節約しよう!」と力むのではなく、お金が貯まりやすい行動を日常の中に組み込むことがポイント。
ここからは「お金に好かれる6つの習慣」をご紹介します。
どれも今日から無理なく始められるものばかりなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
1. 収入と支出を「見える化」する
お金に好かれる第一歩は、“現状を知ること”から。
家計簿をつけている人は1カ月の収入と支出を確認し、お金の動きを改めてチェックしてみましょう。
家計簿をつけていても、改めて見直してみると「最近外食が増えているな」「思ったよりサブスクが多い」など、気づきが多いもの。
定期的に家計を振り返り、今の自分や家族に合ったお金の使い方ができているかを把握しましょう。
家計簿をつけていない方は、通帳やカードの明細をチェックして、1週間単位で収支を確認し、4倍して月単位に換算するのもOK。
2. 我が家の「総資産」を把握する
どの口座にいくら残高があるか、全体を把握している方は意外と少ないもの。
お金に好かれる人ほど、自分の資産がどこにいくらあるのか、きちんと管理しています。
預金残高や現金、投資や保険などの「プラス資産」を一覧にし、現在の資産状況を把握することから始めましょう。
全体を見渡せるようになると、「お金が足りなくなったらどうしよう」という漠然とした不安も減りますよ。
住宅や車のローンなど「マイナス資産」がある場合はこちらも確認して、資産全体がプラスになるように意識していきましょう。
3. 「予算」を立ててお金の流れを整える
予算を立てることは、お金に好かれる習慣の基本!
例えば、食費や日用品費、娯楽費など、項目ごとの上限を決めるだけでも支出のコントロールがしやすくなります。
ポイントは、ちょっと頑張れば達成できそうな、現実的な額にすること。
自分や家族にとって優先度の高いものは予算を多めに、低いものは少なめにと、お金の割り振りを調整していきましょう。
「好きにお金を使えないのはイヤ」と感じる方もいるかもしれませんが、予算を決めることでお金の使い方にメリハリが生まれ、自分や家族にとって大切なことにお金を使えるようになりますよ。
4. 「月末の振り返り」を習慣化する
月末に1カ月の支出を振り返る習慣をつくると、無駄遣いや浪費のパターンに気づきやすくなります。
「お金の振り返り=削るところを見つける」とイメージをする方も多いですが、大事なのは、
・収入内でやりくりできたか
・自分や家族の価値観に沿ったお金の使い方ができたか
という2点をチェックすること。
改善点だけでなく、たとえば「新しい本を買ったら気分が上がった」「思い切って買った掃除機、すごく便利!」など、「よかった出費」も振り返ることが大切です。
振り返りを続けることで、満足度の高いお金の使い方が自然に身についていきます。
5. 「やりたいことリスト」を作成する
お金に好かれる人は、なんとなく貯金するのではなく、はっきりとした「目的」を持って資金準備をしています。
「海外旅行に行きたい」「子どもの教育費を準備したい」など、叶えたいことをリスト化し、いつ・いくら必要かをざっくり計算して、書き出してみましょう。
目標が見えることで、優先順位が自然と決まり、無駄な支出を減らすことができます。
また、目標があることで家計管理のモチベーションも上がり、節約や貯金のストレスも軽減されますよ。
6. 家族で「お金の使い道」を話し合う
家族一丸となってお金とうまく付き合うには、話し合いは欠かせません。
パートナーや子どもと「どんなことにお金を使いたいか」「どこに優先度を置くか」を共有することで、無駄遣いやストレスが減り、前向きにお金と向き合えるようになります。
ただ、お金の話をするというとネガティブに捉える方も多いので、お菓子を用意したり、音楽をかけたりと、楽しい気分で話し合いができるように工夫を。
子どもは長々と話すと疲れてしまうので、15〜30分ほどで切り上げるのがおすすめです。
日々の小さな習慣で「お金に好かれる人」になろう
お金に好かれる人は、特別なことをしているわけではありません。
日々の小さな工夫の積み重ねで、自然と「お金が貯まる環境」を整えているのです。
今回紹介した習慣は、どれも今日から無理なく取り入れられるものばかり。
まずは1つだけでいいので、できることから取り組んでみてくださいね。
■執筆/しば
FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”をテーマに、家計・子育て・暮らしの記事を執筆中。二児の母。Instagramは@shi_ba_1106。
編集/サンキュ!編集部