「節約したいのに、つい買いすぎてしまう…」そんな経験はありませんか?
無理に我慢するだけでは、買いすぎは防げません。
でも、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、無理なく家計を守りながら買いすぎを防ぐことができます。
そこで今回は、FP2級保持・元銀行員で”頑張らない家計管理”を実践中のライターしばが、「買いすぎを防ぐための8つの工夫」を紹介します。
今日からすぐに実践できる内容ばかりなので、家計管理を見直したい方やムダ遣いを減らしたい方は、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
またやっちゃった…!つい買いすぎてしまう理由とは?
買い物中、つい余計なものまで買っちゃった…!そんな経験、ありませんか?
実はその多くが、「必要だから」ではなく、「なんとなく気になったから」起きているもの。
「セールだったから」「限定だったから」といった理由で、つい手が伸びてしまう──これが“無意識の出費”の正体です。
でも大丈夫!少し意識を変えて、買い物の前にルールや仕組みを決めておくだけで、無駄な出費はぐっと減らせます。
FPが実践!買いすぎを防ぐための8つの工夫
節約を意識しすぎるとストレスがたまり、長続きしにくいもの。
無理に我慢するのではなく、買いすぎを防ぐ工夫をうまく取り入れて、無理なく支出を減らしていきましょう。
ここでは、FP2級を持つ筆者が実際に取り入れている「買いすぎを防ぐ8つの工夫」を紹介します。
今日からすぐ実践できる内容ばかり!あなたの家計にもきっと役立ちますよ。
1. カゴはひとつだけにする
買い物に行くと、つい余計なものまで手に取ってしまう…そんな経験はありませんか?
無駄な出費を防ぐためにおすすめなのが、「買い物カゴはひとつだけにする」方法です。
スーパーでの買い物も、カゴに入る分だけと意識するだけで、自然と買いすぎを防げます。
小さな物を1〜2点だけ購入するときは、あえてカゴを使わないのもおすすめ。
また、ネットショッピングでは購入前に「◯点買う」と数を決めておくと、同じように出費を抑えられます。
2. アイテムの種類と数を固定する
「セールだからつい買ってしまう」「まとめ買いがお得だとつい手が伸びる…」そんな方には、アイテムごとに持つ数をあらかじめ決める方法がおすすめです。
買う数の上限を決めておくと、いる・いらないで迷う時間が減り、余計な出費も自然に防げます。
たとえば、
・ワンシーズンのトップスは5枚、ボトムスは4枚まで
・冷凍食品は3種類まで
・日用品や消耗品のストックは1個まで
と決めておくと、買うかどうかの判断がしやすくなりますよ。
さらに、日用品や消耗品は「お気に入りの1つ」を決めてリピートするのがおすすめ。
迷って無駄に買うことが減り、自然と出費が減らせます。
3. 事前に「買うものリスト」を作る
買い物中に「あ、これも気になってた」と予定外のものを買ってしまう…。そんなときは、事前に「買うものリスト」を作るのがおすすめです。
スマホや紙に買いたいものを書き出し、「リストにないものは買わない」と決めておくだけで、迷いや誘惑に負けにくくなります。
さらに、野菜や肉、牛乳など、よく買うものをまとめた「まとめ買いリスト」を作っておくと、買い忘れも防げて便利です。
4. 買い物する日を決める
思いついたときにスーパーやネットショップをのぞき、その流れでつい余計なものを買ってしまう…という方も多いのでは。
そんな方は、買い物する日をあらかじめ決めておくのがおすすめです。
「週1回だけ」「月初にまとめ買い」など、頻度を決めておくだけで、買うタイミングが減り、無駄遣いのチャンスも少なくなります。
計画的にお金を使う習慣ができれば出費も安定するので、お金の管理がラクになりますよ。
5. 予算を決める
「今週の食費は6,000円まで」「日用品は月3,000円以内」と、使える金額を先に決めておくのも効果的。
使えるお金を予算として“見える化”しておくことで、自然に優先順位を考えて買い物できるようになり、ムダな出費を防げます。
予算を立てるときは、先月1ヶ月の出費をもとに、無理のない金額を設定するのがおすすめです。
6. 使いすぎる項目は「現金管理」に切り替える
キャッシュレス派の方も多いと思いますが、外食費やお小遣いなど、つい使いすぎてしまう項目は、あえて「現金管理」にしてみましょう。
封筒や小袋に1ヶ月分の予算を入れ、「ここにある分しか使わない」と決めておけば、残りの金額がひと目で分かるので、使いすぎ防止に効果的。
「あといくら使えるか」がリアルに分かるだけで、無理なく支出のバランスが取れるようになります。
7. 24時間は買わないルールを作る
「これ欲しい!」と思った瞬間に買うのではなく、「24時間は買わずに待つ」ルールを取り入れてみましょう。
時間をおくだけで、「やっぱり必要ないかも」「他で代用できるかも」と冷静に判断できます。
衝動買いを減らせるだけでなく、自分の“本当に欲しいもの”が見えるようになり、満足度もアップしますよ。
8. 不用物から「お金の使い方の癖」を見極める
季節の変わり目など、定期的に不用品を整理するのも、買いすぎ防止におすすめ。
家の中にある使っていないものを見直してみると、自分や家族のお金の使い方の癖が見えてきます。
「なぜ買ったのか」「どんな気持ちのときに買ったのか」を振り返ることで、無意識の浪費パターンが明らかに。
自分の傾向を知っておくと、次に同じ状況になったときに「今回はやめておこう」と冷静に判断できるようになります。
無理せず整える!買いすぎ防止の工夫で心も家計もスッキリ
「買いすぎ防止」と聞くと、我慢や節約をイメージしがち。
ですが、今回紹介したような小さな工夫を積み重ねれば、無理なく買いすぎを防げます。
できるところから少しずつ取り入れて、自分に合った買い物スタイルを見つけていきましょう!
■執筆/しば
FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”をテーマに、家計・子育て・暮らしの記事を執筆中。二児の母。Instagramは@shi_ba_1106。
編集/サンキュ!編集部