気づけば増えている外食費。「減らしたいけれど、どうすればいいか分からない…」と感じていませんか?
外食は家事の負担を減らす一方で、気づかぬうちに家計を圧迫しやすい出費のひとつ。
だからこそ、無理なく続けられる“仕組み”でコントロールすることが大切です。
今回は、FP2級保有・元銀行員で“頑張らない家計管理”を実践中のライターしばが、今日から取り入れられる「外食費を減らす4つのルール」をご紹介します。
ストレスを感じずに外食費を節約したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
気づいたら増える外食…!どうすれば減らせる?
「気づけば外食費が増えていた…」そんな悩みはありませんか?
実は、つい外食してしまう原因は、自分や家族の行動パターンの中に潜んでいることが多いんです。
たとえば、「帰宅が遅くて料理する気力がない」「休日はつい出かけがち」といった、日常の小さな習慣がきっかけになっていることも。
だからこそ、まずは外食に走りやすいタイミングを見直すことが大切です。
原因を知ることで、無理なく続けられる外食防止の工夫が見えてきますよ。
今日からできる!外食費をムリなく抑える4つのルール
外食費を減らすと聞くと、「我慢しなきゃ」と思ってしまいがち。
でも、ちょっとした工夫を取り入れるだけで、自然と外食の回数を減らせるようになります。
ここでは、今日からできる「ムリなく外食費を抑える4つのルール」をご紹介します。
ルール1 「外食につながる行動パターン」を分析する
外食を減らす第一歩は、「どんな場面で外食したくなるのか」に気づくこと。
買い物やお出かけのついで、疲れやストレスでつい外食に頼ってしまう…など、無意識のきっかけを振り返ってみましょう。
自分や家族の行動パターンを見える化することで、具体的な対策が立てられるようになります。
ルール2 「外食しなくてもすむ仕組み」を準備しておく
外食を減らすには、「あと一歩で食べられる状態」を整えておくことが効果的です。
具体的には、こんな工夫があります。
・料理やご飯は多めに作って冷凍保存しておく
・唐揚げを一気に揚げて冷凍し、温めればすぐに食べられる状態にしておく
・カレーやパスタなど、温めるだけのレトルト食品を数種類常備しておく
こうした準備をしておくと、「面倒だから外で食べよう」という気持ちが自然に減りますよ。
ルール3 「外食OKの日」を決めてストレスを減らす
「外食ゼロはストレスが溜まるから無理」という方は、思い切って「外食の日」を決めてみましょう。
たとえば「日曜ランチは外食OK」とルール化しておくと、無理に我慢するストレスが減ります。
ただし、その日は妥協せず、家族みんなが本当に食べたいものを選ぶのがポイント!
「なんとなく」ではなく、「これがいい」と思えるお店を選ぶことで、満足感もぐっとアップします。
外食の日が明確になると、子どもから「外食したい」と言われる回数も自然と減り、家族全体が無理なく外食の回数をコントロールできるようになりますよ。
ルール4 「現金管理」で使いすぎ予防
外食費の管理には、あえて「現金」を使うのもおすすめです。
普段キャッシュレス派の方も、外食費だけは手元で「見える化」することで、使いすぎを防げます。
たとえば、1か月分の外食予算を封筒や財布に分けておき、「あといくら使えるか」を目で確認できるようにしておきましょう。
数字だけで管理するよりも、現金が減っていく感覚があることで「今週は控えようかな」「家で食べようかな」と自然に意識が変わります。
「がまん」ではなく「仕組み」で続く節約を
節約を続けるためには、無理な我慢でストレスをためすぎないことが大切です。
外食を減らすときも、ただ「行かない」と決めるのではなく、自然に取り入れられる工夫を整えることがポイント。
たとえば、外食しなくても済むように食材や作り置きを準備したり、外食OKの日をあらかじめ決めたりするだけで、無理なく支出を減らせます。
今日できることから少しずつ試して、無理なく節約していきましょう。
■執筆/しば
FP2級・元銀行員のライター。がんばらない家計管理と“仕組みでまわる暮らし”をテーマに、家計・子育て・暮らしの記事を執筆中。二児の母。Instagramは「@shi_ba_1106」。
編集/サンキュ!編集部