「家中全部を片付けるなんて無理…」と感じたら、まずは“見せ場”だけ整えてみませんか?
じつは、家の印象は“ほんの一部”を整えるだけでもぐんと変わるもの。
今回は、家全体をスッキリ見せるための「場所別・ちょい整え術」を、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵がご紹介します。
靴とマットだけ整えて玄関美人に
玄関は「家の顔」とも言われる場所。ここが整っているだけで、「きちんとした家」の印象を与えることができます。
とはいえ、靴をすべて収納するのは面倒…というかたも多いはず。そんなときは、出しっぱなしにする靴を1人1足までに絞るだけでも効果的です。
あわせて、玄関マットを整えたり、ホコリをさっと掃く習慣をつけると、清潔感がアップ。
出入りのたびに目に入る場所なので、「玄関の床だけは毎日整える」と決めておくと、気持ちにもメリハリがつきます。
ダイニングテーブルは“ゼロリセット”を習慣に
ダイニングテーブルは、家族が集まる大切な場所。
けれどつい、「郵便物を置きっぱなし」「子どものおもちゃが出しっぱなし」など、“ちょい置き”が積み重なって物置化していませんか?
おすすめは、食事が終わったタイミングで“ゼロリセット”する習慣をつくること。
テーブルの上に何もない状態を1日1回でもつくることで、「片づいた感」が一気に生まれます。
見た目が整うだけでなく、気持ちもリセットされて、翌朝のスタートもスムーズになりますよ。
キッチンカウンターは“何も置かない日”をつくる
便利なはずのキッチンカウンター、気づけばものの仮置き場になっていませんか?
おたより、調味料、郵便物…と、どんどんものが増えていくと、料理をするスペースにも影響が出てしまいます。
ここでおすすめしたいのが、「週に1回、“何も置かない日”を決める」こと。
毎日完璧に片づけなくても、「今日はカウンターを空っぽにしよう」と決めるだけで、意識が変わります。
一度リセットすると、「この状態を保ちたい!」という気持ちも芽生えやすくなるので、片づけが習慣化しやすくなります。
“全部”じゃなくて“ここだけ”でOK!
いそがしい毎日、家中を完璧に片づけようとするのは大変です。
だからこそ、**「印象を左右する場所だけ整える」**という考え方が、心にも余裕を生んでくれます。
今回ご紹介したのはこの3ヵ所:
・靴とマットを整えて玄関美人に
・ダイニングテーブルを毎日ゼロリセット
・キッチンカウンターに“何も置かない日”を
どれも、今日からすぐに始められる小さなアクションです。
「家が整っている=心が整っている」と感じられるような、気持ちいい毎日を目指していきましょう。
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部