「捨てたのに片付かない…」の正体は“仮置きグセ”かも!

2025/09/24

「不要なモノはしっかり手放した。なのに、まだ部屋が散らかって見える…」
そんなときは、“仮置き”が日常化していないかをチェックしてみましょう。

“仮置き”とは、「あとでちゃんと片付けよう」と思って一時的に置いたモノが、そのまま放置されてしまう状態のこと。
実はこれ、多くの人が無意識にやっている片付かない原因のひとつです。

今回は、そんな“仮置きグセ”に心当たりがある方に向けて、ありがちなパターンと、無理なく整えるコツを整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵がお届けします。

サンキュ!STYLEライター。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信...

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1. “定位置のないモノ”が仮置きを招く

片付けようとしても、そもそも「どこにしまえばいいかわからない」というモノがありませんか?
これは、定位置が決まっていないことが原因。

【あるある例】
・子どものプリント類がテーブルにたまりがち
・バッグや上着を、毎回ちがう椅子や床に置いてしまう
・郵便物やお知らせを、とりあえず玄関に置く

こういった「なんとなく置いてしまう」場所が、仮置きスポットになってしまいます。

2. “あとでやろう”が日常化している

仮置き自体は悪いことではありません。忙しい日々の中で、すぐに片付けられない場面は誰にでもあります。
でも、「あとでやろう」が“いつまでもやらない”に変わっていないか注意が必要です。

【対策のポイント】
・リセットタイムを決めておく(例:朝の5分・寝る前5分)
・「夜までに片付ける」と自分の中でルール化
・家族に「出しっぱなしのままはOKだけど、今日中に戻してね」と伝える

仮置きをゼロにするのではなく、“リセットできる仕組み”をつくることが大切です。

3. “とりあえず置き場”が部屋を散らかす

仮置きが増えていくと、いつの間にか定位置のように使ってしまう場所ができてしまいます。

【とりあえず置き場あるある】
・玄関の棚や下駄箱の上
・ダイニングテーブルのすみ
・ソファの上や床の角
これらの場所は、視界に入る面積が大きいため、モノが集まると一気に“散らかった印象”を与えてしまいます。

【改善策】
・「ここは仮置きしていい場所」と決め、カゴやトレーを設置
・溢れたらリセットの合図、とルールを決める
・「このエリアだけは何も置かない」スペースも用意しておく
仮置き自体を否定するのではなく、管理できる“ゆるいルール”をつくると気持ちもラクになります。

「仮置き=悪」ではありません!リセットの習慣をもてば大丈夫!
片付けにおいて完璧を目指す必要はありません。
仮置きしても、きちんとリセットできる仕組みがあれば大丈夫。

・モノに定位置を決める
・リセットの時間や頻度を自分に合った形で設定する
・仮置きスペースをあえて用意して“コントロールする”
「なんで片付かないんだろう」とモヤモヤしている方は、まずは自分の“仮置き”と向き合ってみてください。
ちょっとした仕組みづくりで、暮らしのリズムが整い、気持ちも軽くなりますよ。

■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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