「気づいたら部屋がごちゃごちゃ…」「片付けたい気持ちはあるのに、毎日バタバタでリセットできない…」
そんなふうに悩んでいませんか?
実は、“いつも家が整っている人”がやっているのは、特別な収納テクニックではなく、ほんの少しの習慣。
その共通点は「毎日5分の“散らかりリセット”をしている」ことです。
この記事では、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵が、1日5分で実践できる“リセット習慣”の作り方を3つに絞ってご紹介します。
完璧を目指さず、でもちゃんと整う。そんな暮らしに近づくためのヒントを、ぜひ取り入れてみてください。

- 1. 散らかりは“自然現象”!だからこそ毎日リセットが大事
- 2. 【習慣1】散らかる“モノのパターン”を把握する
- 3. 【習慣2】1日5分だけ“時間を決めて”片付ける
- 4. 【習慣3】リセットしやすい収納に見直す
1. 散らかりは“自然現象”!だからこそ毎日リセットが大事
まずお伝えしたいのは、散らかることは“ダメなこと”ではないということ。
暮らしていれば、モノが出しっぱなしになるのは当たり前。それ自体は責めることではありません。
大切なのは、「散らかるのは前提。そのうえで、毎日ちょっと戻せればOK」という意識の切り替えです。
完璧を目指さなくても、“昨日の状態に戻す”だけで、リセットは成立します。
まずは気負わず、小さく始めることからが第一歩です。
2. 【習慣1】散らかる“モノのパターン”を把握する
リセットを続けるには、「うちの家がどこで・なにが散らかりやすいか」を知るのが大切です。
たとえば…
脱ぎっぱなしの服が毎晩ソファに…
テーブルの上に学校グッズや郵便物が山積み…
キッチンカウンターが“なんでも置き場”になっている…
こうした“散らかりスポット”を見つけたら、そこがあなたの「リセットポイント」。
家全体を整えようとせず、まずは1か所に絞ることが成功のコツです。
3. 【習慣2】1日5分だけ“時間を決めて”片付ける
時間がないときこそ、片付けは“時間を決めてやる”のが効果的。
朝の支度後や夜寝る前など、生活の流れに組み込みやすい時間帯に「1日5分だけ」と決めてみましょう。
タイマーを使うのもおすすめです。
「ピピッとなるまでやればいい」と思えば、面倒な気持ちも軽減されます。
また、家族と一緒に取り組めると、さらに効果的。
「タイマー片付けするよ〜!」と声をかければ、子どもたちもゲーム感覚で参加しやすくなります。
4. 【習慣3】リセットしやすい収納に見直す
せっかく頑張って片付けても、すぐに散らかってしまう…
それは、“戻しにくい収納”が原因かもしれません。
片付けやすい収納のポイントは、
・ワンアクションで出し入れできる
・モノの定位置が見えるようになっている
・「とりあえず置きたいモノ」が受け止められるカゴがある
など、“戻すのがラク”なこと。
たとえば、「郵便物はとりあえずこのカゴに」「充電ケーブルはこの引き出し1段目に」など、ルールを決めておくだけで散らかりを最小限に抑えられます。
5. 続けられた人のリアルな声とコツ
実際に、5分リセットを取り入れて家が整ったお客様から、こんな声をいただきました。
「朝からテーブルが片付いてると、気持ちよく1日を始められるようになりました」
「子どもが自分から“ここ片付けたよ!”と報告してくれるように」
「“どうせ散らかる”と思っていたけど、“散らかっても戻せる”に意識が変わりました」
このように、“完璧じゃなくても続けられる仕組み”があれば、家も気持ちも整っていきますよ!
今回は、1日5分で実践できる“リセット習慣”の作り方についてお話しました。
「毎日きれいにしなくちゃ」ではなく、「毎日ちょっと戻せばいい」。
そんなやさしい習慣を取り入れて、“散らからない家”ではなく、“散らかってもすぐ戻せる家”を目指してみませんか?
まずは今日、1か所・5分から始めてみてください。
続けるうちに、気づけばリセットが“習慣”に変わっているはずです!
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部