家族が集まるリビングは、家の中で散らかりやすい場所のひとつです。「片づけても、すぐにものが溢れてしまう」と悩む人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、整理収納アドバイザーのおかさんが、リビングを無理なく整えるための習慣を3つご紹介します。

1. リビングは「みんなの場所」と家族で意識を共有する
リビングは書斎や子ども部屋とちがい、家族が集まる共有スペースです。個人のものの置きっぱなしや出しっぱなしをすると散らかった印象になるだけでなく、別の人が過ごしにくくなるかもしれません。まずは家族全員が「リビングは家族全員の場所」と意識をそろえることが大切です。
・個人のものは、自分の部屋や決められた収納場所に戻す。
・子どものおもちゃは「遊んだら片づける」を家族で声がけして習慣化を目指す。
・リビングに置いたほうがラクな場合は場所を設定して散らからないようお互い声をかける。
「みんなの場所」という共通認識を持ち、声がけをすることが散らかりにくいリビングへの大切な一歩です。
2. 片づける時間を「あえて」つくる
リビングが散らかるたびに片づけたり、後回しにしてしまうことはありませんか?そこでおすすめなのが「あえて片づける時間をつくる」方法です。
・寝る前を「リセットタイム」にして一気に片づける。
・食後のテーブルの片づけついでにリビングも整える。
・音楽やタイマーを使って「10分だけ」と時間をつくる。
1日の終わりにまとめて片づけるのがラクな人もいれば、数回に分けて行うほうがいいと感じる人もいます。「絶対守らなきゃ」「できなかったからダメだ」と厳しくせず、いくつか試しながらライフスタイルに合った片づけ時間を見つけると、無理のない習慣化に近づきます。
3. 定期的に見直す
暮らしていると、物は少しずつ増えていきます。だからこそ「定期的に見直す」ことが、スッキリを保つ重要なポイントです。
・季節の変わり目に収納家具や家電を見直す。
・収納がいっぱいになったら見直す。
・ゴミ出し前日に家族に声がけして不要品を手放す。
見直しの間隔は家庭のスタイルに合わせて調整してみるといいでしょう。見直すついでに収納グッズや家具の劣化の点検なども行うと、より過ごしやすいリビングを保てます。
小さな習慣で「散らかりにくいリビング」を目指そう
リビングは大勢の人が過ごす場所なので、散らかりやすいのは自然なことです。だからこそ、小さな習慣を取り入れるだけで状況は大きく変わります。ぜひ、小さな習慣を重ねて、家族みんなが過ごしやすいスッキリしたリビングを目指してみましょう。
■執筆/おかさん
元汚部屋歴10年から整理収納アドバイザーに。自分にちょうどいい塩梅で暮らしを整える「干物主婦スタイル」で、片付け、商品紹介、家族関係など、暮らしや気持ちがラクになることを発信。インスタグラムは@o_ka_sa_n
編集/サンキュ!編集部