家の中が片づかない理由は、「ものが多すぎるから」というのも大きな理由ですが、それだけではありません。じつは、使っていないのに「なんとなく持ち続けているもの」がしまいこまれていることも多いんです。
整理収納アドバイザーで100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに、「片づかない家によくあるもの」を4つ教えてもらいました。どれも、家の中をスッキリさせる第一歩として、見直しをおすすめしたいアイテムです。

使いこなせていない収納グッズ
片づけをがんばろうと思って買った収納アイテム。それ自体が「片づかない原因」になってしまっていること、ありませんか?
たとえば「とりあえず買ったけれど、入れるものがなかった」「サイズが合わず使いにくい」など、使いこなせていないグッズが押し入れや棚にしまいこまれていませんか?
収納グッズは、片づけの最後に必要な分だけ選ぶのが基本。活用されていないアイテムは、すぐに使える場所が思いつかなければいったん手放して、見直しのきっかけにしてみてください。
使っていないエコバッグ・サブバッグ類
買い物やお出かけに「あると便利」なエコバッグやサブバッグ。とくにエコバッグは持っていて当たり前の存在になりましたが、その分、気づかないうちにどんどん増えてしまうことも。
イベントやノベルティでもらったもの、自分で気に入って買ったけれど出番がないものなど、引き出しやクローゼットを圧迫していませんか?
よく使うものだけを厳選して、しまい込んだままのバッグは思いきって見直してみましょう。お気に入りが取り出しやすくなるだけで、毎日がちょっとラクになります。
ケーブル・家電の付属品
「なんのケーブルだったか分からないけど、なんとなく取ってある」。そんなコードやアダプター類、どこのご家庭にもひとつはあるのではないでしょうか。
新しい家電を買うたびについてくるケーブルも、すでに持っているものを流用してしまい、付属品は未開封のまましまい込んでいることも。
使っていないもの、用途が不明なものは思いきって見直しを。必要ならラベリングして、すぐに取り出せる状態で保管するのが理想です。
サイズが合わない衣類や靴
「痩せたら着よう」「まだきれいだしもったいないから…」といった理由で、サイズが合わない服や靴を残していませんか?
たとえデザインが気に入っていても、今の自分に合わなければ、出番はなかなかやってきません。むしろ「入らない服を見るたびに気分が下がる」こともあるかも。
クローゼットや靴箱をスッキリさせたいなら、「今の自分にちょうどいい」を基準に見直してみてください。
「いつか使うかも」それはいつ?
「捨てるのはもったいない」「まだ使えるから」そう思って残しているもののなかに、じつは片づかない原因が潜んでいることがあります。
今回ご紹介した4つは、どれも「片づかない家」にありがちなものばかり。思い当たるものがあれば、まずはひとつだけでも見直してみませんか?意外なほど気持ちが軽くなり、片づけが前に進むきっかけになるはずです。
■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。
編集/サンキュ!編集部