片づけが続く人はやっている!「入れたら出す」シンプルな習慣

片づけが続く人はやっている!「入れたら出す」シンプルな習慣

2025/12/26

片づけても片づけても、気づけばまたモノが増えてしまう…。そんな悩みを抱えている人は少なくありません。

けれど、片づけが続く人ほど減らすことより増やすタイミングを意識しています。それが、日々の暮らしをすっきり保つためのコツ。

片づけを無理なく続けるには、特別なテクニックよりも日々の小さな習慣が大切。今回は、そんな暮らしを整える考え方を、整理収納アドバイザーで100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しいライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。

サンキュ!STYLEライター。元汚部屋出身で面倒なことは大嫌い。ラクするために片づけるずぼら整理収納アドバイ...

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買う前に手放すものを決める

買う前に手放すものを決める

片づけが続かない人に多いのは、「家に入れる量をコントロールできていない」状態。片づけが続く人は、買い物の前に 必要かどうか・役割が重ならないか・入れるなら何を出すか をしっかり考えています。

洋服はとくに増えやすいアイテム。セールで「かわいい!」と買いそうになったときこそ、似た服をすでに持っていない?組み合わせが難しくて出番が少なそうじゃない?今ある服で着ていないものはない?と、少しだけ立ち止まることが大切です。

そこで役立つのが、 「買う前に手放す服を決めておく」 という方法。1枚迎えるなら1枚手放す。この入れ替えの習慣があるだけで、クローゼットはあふれにくくなり、衝動買いも自然と防げます。

手放す候補を先に決めておくと、買い物の判断もスムーズに。小さな習慣ですが、「選んで買う」ことにつながり、片づけが続く土台づくりにも役立ちます。

自分の「適正量」を知っておく

今の季節着る服はトップス7枚・スカート5枚

片づけを続けるためには、 自分にとっての適正量を決めておくことが欠かせません。そしてこの適正量は、人によって違います。

洋服でいえば、
・洗濯の頻度
・仕事で必要な服の種類
・普段のスタイル(スーツ中心か、カジュアル中心か)
・ライフスタイル

こういった要素で、必要な量は大きく変わります。つまり、「これが正解」という数はありません。だからこそ、誰かの基準ではなく、 自分が管理しやすく、気分よく維持できる量 を自分で決めておくことが大切です。

適正量が決まっていると、買うべきか迷ったときも判断しやすく、自然と入れ替えのサイクルが整います。 モノが増えすぎるのを防げるので、片づけも続けやすくなります。

買い物を「片づけのスタート」と考える

買い物を「片づけのスタート」と考える

片づけが続く人は、買い物を「ただ増やす行為」とは考えていません。家に入れる瞬間=片づけの始まりとして捉えています。

だからこそ、
・新しく迎えるものの役割
・今あるものと重複しないか
・収納に無理なく収まるか
といった視点で、一度立ち止まる時間をつくることが大切。

これが習慣になると、買ったその日から散らかりにくい状態を保ちやすくなります。しまう場所を考え、いっぱいで入らないなら見直す、役割が同じものがあるなら手放す。そんな流れが自然にできあがり、家にモノがあふれにくくなる仕組みが整います。

さらに、「入れたら出す」というルールがあると、増える量と減らす量のバランスが安定。片づけが得意でなくても、少しずつ整えやすい方向へ変わっていきますよ。

入れ替えるだけで、片づけはラクになる

片づけは、特別なテクニックよりも「続けられる仕組み」をつくることが大切です。入れたら出す・自分の適正量を知る・買い物を片づけの一部として考える。この3つがそろうと、日々の選択がシンプルになり、散らかりにくい暮らしへ自然と近づいていきます。

モノが増えすぎない仕組みが整うと、探し物が減って、家事にかける時間も少しずつ短くなります。気に入ったものを気持ちよく使えるようになり、クローゼットや引き出しを開けるたびに感じていた小さなストレスも軽くなっていきます。

小さな習慣の積み重ねは、見た目のスッキリだけでなく、心の余裕にもつながります。無理なく続けられる方法で、自分にとって心地よい暮らしをつくっていきましょう。

■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。
編集/サンキュ!編集部

 
 

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