すっきり片づいたリビングにするためには、毎日の小さな習慣がだいじになるとか。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、かつて片づけが苦手でしたが、ある片づけ方法を試したところ、毎日片づけが継続できるようになったそう。
そこで今回は、片づけが苦手な人でもすぐに実践できる「片づけ習慣3つ」についてくわしく教えてもらいました。
1.「半径1m片づけ」で気軽にスタート
「片づけたい気持ちはあるのに、なかなかやる気が出ない…」そんなときにおすすめなのが「半径1m片づけ」。いつも座っている場所から、手が届く範囲のものだけを整えるだけです。ソファーまわりやテーブルの上など、「今、すぐさわれる範囲」だけを片づけます。テーブルの上の食器は、ただ寄せるだけでも大丈夫!
「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、手を動かすうちに片づけスイッチが入ってくることも。まずは完ぺきは目指さず、小さな達成感を意識してみるとうまくいきやすいです。
2.「1分片づけ」でスキマ時間を活用
「時間がないから片づかない」が口癖の人にぴったりなのが、「1分片づけ」。テレビのCM中やお湯が沸くまでのちょっとした時間に、「1分だけ」片づけるという習慣です。たとえば、散らかったクッションを整える、テーブルの上のゴミを捨てる、床に落ちたものを拾う。それだけでも十分。
「たった1分」でできることは少なく感じますが、実際に挑戦してみると、意外と多くのものを片づけられることに気づくでしょう。ポイントは、中途半端に終わっても気にしないこと。とにかく、続けることを意識し、1日のなかで複数回取り入れるだけで、「散らかりすぎ」を防げます。
3.15分の念入り片づけ
「無理は禁物!」とはいえ、調子が出てきたときや、完ぺきを目指してみたいときも出てくるでしょう。そんなときにおすすめなのが、「15分の念入り片づけ」。タイマーを15分にセットして、ふだんより念入りに見直します。
ふだんは最低限の片づけですませている人でも、このときは「ものの見直し」や「家具の配置換え」など、日々の片づけをラクにするためのリビング作りを意識して!心身ともに負担になりにくい15分間を目安に見直しをすることで、おっくうになるどころか、むしろ積極的に見直しをしたくなります。
「やる気がないとき」、「時間がないとき」、「しっかりやりたいとき」と、そのときのシチュエーションによって、片づけ方法を変えてみるのが、無理なく長続きするコツです。
片づけは、淡々と行うよりもゲーム感覚で楽しみながらやることがポイント。ご紹介した3つの習慣を取り入れて、片づけの習慣化を目指しましょう。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部