リビングは、共通のものと個人のものが集まりやすく、過ごす時間も長いからこそ散らかりやすいもの。しかし、リビングに置かないものをあらかじめ決めておくことで、散らかりにくく、片づきやすいおうち環境が整うそう。
整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんに、家が散らかってしまう人が「リビングから撤去すべきもの3つ」を教えてもらいました。
1.大型収納家具
大きなリビング収納の家具は、収納量があり一見スッキリ片づくように見えますが、整理収納が苦手な人にとっては逆効果となることも。時間がないときについ詰め込んだり、天板の上にものをちょい置きしてしまったりと、便利がゆえに「ものの逃げ場」にしてしまいがちです。
大きな収納家具がなくても、リビングから近いキッチン収納やリビングクローゼットをうまく活用することで、スッキリはキープできます。大きな家具を置かないことで、リビングにものを持ち込まない意識がはたらき、結果として片づけをラクにしてくれます。
2.一時置き用の棚
リビングの一角に棚を置いて、ランドセルや通勤カバンの一時置きをする人もいるのではないでしょうか。動線が良い一面もある一方で、常に視界に入る場所にあると、くつろぎにくいというデメリットも。そんなときは、一旦リビング以外の場所に移動してみてください。
玄関や玄関近くの個室などに置けば、動線は良いままリビングが散らかることを防げます。もし、どうしてもリビングに置くのが都合がいい場合は、なるべく目につかない扉付きのクローゼットの中や死角を利用して置いてみるとスッキリをじゃましません。
3.場所を取りすぎてしまうテレビ台
リビングに置く家具は、リビングの広さにあったサイズ選びが重要。そのため、場所を取りすぎてしまうテレビは圧迫感を感じ、居心地の悪さを感じてしまいやすいです。
そして、大きなテレビ台は、収納量がたっぷりとあります。固定で入れるものが決まっていれば良いですが、用途を決めていなければポイポイと小物を入れてしまい、整理作業も負担となってしまうでしょう。
散らかりを加速させてしまうものは今すぐ撤去!
共通点は、「散らかりを加速させてしまう収納家具」。うまく使いこなせなければ、整理や収納の見直しがかえって大変な状態という本末転倒な結果になってしまうことも。リビングには必要最低限のものだけを置き、キッチンやクローゼット、個室などに分散させて置いても意外と困りません。
整理収納が苦手な人こそ大容量の収納用品を持たないことで、整理や収納の見直しになるべく時間をかけず、日々の片づけに集中することができます。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部