あるのが当たり前だと思っていたものでも、じつは買う必要がなかったものもあるとか。整理収納アドバイザーのシンプリストうたさんは、かつては汚部屋住人でしたが、汚部屋を卒業してからは買うことがなくなったものがあるそう。くわしく教えてもらいました。
「使い捨てのお掃除シート」を買うのをやめてから掃除習慣ができた
現在ほとんど買っていないものとは、「使い捨てのお掃除シート」です。お掃除シートも床掃除用やキッチン用、トイレ用など場所別にいろんな種類が展開されています。
専用シートを使うこと自体がダメだということではなく、「専用シートさえ使えばいつでも家をキレイにすることができる」という買って満足な思い込みで、サボりグセを加速させてしまうところは注意したいところ。
だいじなのは「何を使うか」ではなく「いかに拭く習慣をつくれるか」です。
ほとんどの掃除は「古タオル」を使う
床拭きや棚の掃除などは、適当なサイズにカットした「古タオル」を使って掃除をしています。お掃除シートよりも厚手で力を入れて掃除がしやすく、用途に合わせて洗剤を使い分けることもできるので万能です。
お掃除シートは100均などでも販売されているものの、値上げの影響で年々入っている枚数も減少傾向にあるのが気になるところ。古タオルを使えば経済的メリットも多く惜しみなく掃除をすることができます。シートよりも厚手であることから力も入り、汚れの吸着力もバツグンです。
床の皮脂汚れやキッチン周りの油汚れには、薄めた中性洗剤や中性洗剤の泡スプレーを使うとキレイに汚れを落としてくれますよ。
ただし使えない場所もあるので注意も必要!
ほとんどの場所は、古タオルを使いますが、場所によってはタオルでの掃除がNGな場合もあります。それは、「ほこりがついている壁」や「液晶画面」「照明」など。毛羽立ちのある古タオルではほこりが取り切れなかったり、傷つけてしまう原因となってしまうことがあります。
それらは、ムリすることなくやわらかめの布や専用シートに頼ってくださいね。使う場所が限定されているので、購入頻度は低めです。
掃除用品を溜め込んでいる人は一度シート生活をやめてみて
キレイな家をキープするコツは、いかにものや汚れを溜めないかです。掃除用品を溜め込んでごちゃついてしまえば本末転倒ですよね。
もし、使い切れていないお掃除用シートが1年以上放置されているのであれば、一時的にでもお掃除シートを買うのをやめて掃除習慣を見直してみましょう。ものだけに頼らないお掃除習慣が身につくと自信がつき、ストック管理や買い物などの家事も同時に手放すことができます。
■執筆/シンプリストうたさん…ズボラでも小さな子どもがいても、スッキリ暮らすためのストレスフリーな方法を提案する整理収納アドバイザー。68平米のマンションで家族4人暮らし。
編集/サンキュ!編集部