片づけのプロが解説！物が増えない人はやっている「買う前に考えること」5選

「部屋が物で溢れかえってしまった…」「購入したのはいいけれど、使いこなせなくて結局無駄にしてしまった…」このような経験はありませんか？片づけでお悩みの方は物が多く、収納しきれずにたくさんある物を使いこなせていない傾向があります。

もしかしたら部屋が散らかっている原因は買い物のクセのせいかもしれません。多くの整理収納アドバイザーは、物を購入するときは慎重だったりします。今回は、物が増えない人がやっている「買う前に考えること」5つを、整理収納アドバイザーであるきいろがご紹介します。

1．管理ができるかどうか

新しく購入する前に考えることのひとつが「管理ができるかどうか」です。そのアイテムはどれくらいの頻度で手入れが必要でしょうか。服であればホームクリーニングが可能か、家電であれば簡単にお手入れできるかどうかなどの確認は大切。

お手入れが自分で気軽にできなかったりすると、使用するのが面倒になってしまって使わなくなることも。無駄になってしまうのは避けたいですよね。ポイントは買う前に「手間がひとつ増える」かどうかをよく考えることです。

2．置ける場所があるかどうか

物を買うことに慎重な方はサイズを買う前によく確かめています。購入前に置く収納スペースが空いているかどうかの確認は大事です。購入後に、使う場所の近くに置けなかった！となってしまうのは残念ですよね。

サイズを確認して、置きたい場所に置くのが難しそうであれば一度考え直した方がいいかもしれません。置きたいスペースに収納ができずに一時置きになってしまうと、部屋が散らかることにつながりますよ。

3．同じ役割の物をすでに持っていないか

同じような役割の物が既に家にあるのに購入すると、使いやすいほうを使うようになり、使いにくいほうは放置されて必要なくなってしまうこともあります。特にキッチンツールや収納グッズは似たようなアイテムが重複しがち。

服なども好みがあって、また同じようなアイテムをつい購入してしまうことも。買う前に「代わりに使用できる物は家にないか？」を確認するのがおすすめです。

4．本当に必要な「期間」を考える

長くは使わずに一定の期間だけ必要な物がありますよね。季節のイベント物、子ども関連の物、流行している物などは一定の期間が過ぎてしまうと使用しなくなってしまうことも。

短期間しか使用しない物は、買わずにレンタルしたり、代用したりするということを考えてもいいかもしれません。

5．3日経っても欲しいと思うかどうか

SNSやネットで見かけて「便利そう、使ってみたい」と感じることはありませんか？素敵だなと感じると衝動買いしてしまう可能性があります。そんな時は一晩経っても欲しいかどうか待って、買うのを一旦立ち止まります。お値段が高い物であれば3日後にも欲しいかどうか考えてみてはどうでしょうか。

こうして一定期間置くと、やっぱりなくてもいいかもと思うことがあり、衝動買いを防ぐことができます。本当に必要な物は時間を置いても欲しい気持ちのままです。

物が多い方はこの5つの考えを試してみて

どうしても物が多いと管理が難しく、収納におさめることも大変で部屋が散らかってしまいがち。本当に必要な物だけが家にあると管理も収納も楽にできます。物が多くて悩んでいるという方は、ぜひ購入する前にこの5つを試してみてください。

◼️執筆／きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。シンプル・サステナブル・整えるとテーマに暮らしの気づきや片づけのことを執筆している。

編集／サンキュ！編集部