いそがしくて時間がない人こそ、優先すべきは片づけです。散らかった視界は無意識のストレスを生み、捜し物の時間でさらに余裕を奪うという悪循環に陥るからです。まずは環境を整えることが、時間と心のゆとりをつくる最短ルートになります。
この記事では、片づけの焦りを感じているかたへ向けて、整理収納アドバイザーのきいろが「時間と心にゆとりをつくる片づけのマインド」を具体的にお伝えします。
余裕がないときの状態とそんなときの提案
余裕がないときは、仕事や家事などの「やるべきこと」で脳がパンク寸前の状態です。
部屋の散らかったものという「視覚的なノイズ」が加わると、脳はさらに情報を処理しきれなくなり、片づけ意欲も低下してしまいます。
「片づけたいのに動けない」という脳のフリーズ状態のときは、まずは「引き出し一段」や「デスクの角」など、視界に入る範囲を極限まで絞るのがおすすめです。
判断の対象を最小限に抑えることで、疲れ切った頭でも迷わず、スムーズに手を動かせるようになります。
おすすめの整えてほしい場所
どこから手をつければいいか迷う方は、例えば以下の3ヵ所はどうでしょう。
●ダイニングテーブルの上
└部屋の中でもっとも視界に入りやすい場所です。ここが「何もない状態」になるだけで、部屋全体の散らかり感が劇的に減り、脳の疲れが取れやすくなります。
●玄関の床
└帰宅して最初に目に入る場所です。床に脱ぎっぱなしの靴やものが置かれていないだけで、家に帰った瞬間の「あぁ、疲れた」というストレスを軽減できます。
●洗面台の鏡まわり
└いそがしい朝、必ず使う場所です。出しっぱなしのスキンケア用品やヘアツールを定位置に戻すだけで、一日のスタートを気持ちよく切ることができます。
「ここならできそう」と思う場所を1つだけでも、定期的に整えるのがおすすめ。
少しのスペースでも、すっきりさせることで気持ちが軽くなっていきますよ。
見た目が変わると心が追いつく
「余裕ができたら片づけよう」ではなく、ほんの1ヵ所を整えることで心に余裕が生まれます。
たとえ引き出し1つ分でも、ごちゃごちゃしていた空間がスッキリすれば、目に入る情報(ノイズ)が減り、疲れ切った心も自然と穏やかになっていくはずです。
完璧を目指す必要はありません。何もできない日があっても自分を責めず、気が向いたときに「小さく整える」ことから始めてみてください。その一歩が、いそがしいあなたの毎日を軽くしてくれます。
◼️執筆/きいろ
整理収納アドバイザー、クリンネスト。シンプル・サステナブル・整えるとテーマに暮らしの気づきや片づけのことを執筆している。
編集/サンキュ!編集部