週末になると「掃除しなきゃ…」と重い腰をあげるものの、1週間分の汚れや散らかりに気が滅入ってしまう。
そんな経験、ありませんか?
実は、片付けや掃除は「まとめてやる」より「日常の中に仕込む」ほうが圧倒的にラク。
今回は、毎日の負担を軽くするための収納テクを、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵がご紹介します。

テク1:掃除道具は“すぐ使える場所”に収納する
掃除が面倒になる大きな原因のひとつが「道具を取り出すのが手間」ということ。
フロアワイパーやコロコロ、アルコールスプレーなど、よく使う掃除道具はすぐ手に取れる場所に収納しておくのがポイントです。
たとえば…
・リビングの棚裏やソファ下にワイパーを立てかけておく
・キッチンの引き出し内にウエスとスプレーをセットで収納
・トイレの棚にお掃除シートを“1回分”ずつ入れておく
「気づいたときにすぐ掃除」ができる環境をつくることで、“ついで掃除”が習慣になります。
テク2:1日1エリアを見直す“5分片付け”の仕組みをつくる
週末の片付けが大変なのは、「溜め込みすぎ」が原因。
だからこそ、毎日の中で少しずつ見直す仕組みが大切です。
たとえば、
・月曜は玄関、火曜はキッチン、…と曜日ごとに1エリア決める
・朝食後や寝る前など“すでにある習慣”の直後に5分だけ片付けを入れる
・タイマーを使って“やりすぎ防止”と“達成感UP”を両立する
一気に片付けるよりも、「毎日5分」のほうがずっと続けやすく、気持ちのハードルも低くなります。
テク3:床にモノを置かない収納配置に変える
ルンバなどのロボット掃除機を使っている人も、使っていない人も。
“床置きのモノ”を減らすだけで、日々の掃除が圧倒的にラクになります。
やりがちな例として、
・買い物袋を床にポイッと置く
・おもちゃがカゴの外に散乱している
・洗濯カゴやランドリーバスケットが出しっぱなし
このような状態だと、掃除機も通れず、掃除のたびにどかす必要が生じます。
そこで、
・モノの定位置を「浮かせる・かける・棚に収める」に見直す
・帰宅後すぐの仮置き場所を設けて、床に直置きしないルールを作る
・子どものおもちゃはキャスター付き収納で“転がすだけ”収納に
床をスッキリさせることが、掃除の時短にもつながります。
日常に「小さな工夫」を仕込めば、週末がラクになる!
片付けや掃除は、「時間があるときにまとめてやる」より、「日常の中で仕組みにする」ほうがうまくいきます。
・掃除道具はすぐ使える場所に
・毎日5分の片付けルーティンをつくる
・床にモノを置かない環境を整える
この3つの工夫を取り入れるだけで、週末の“疲れる掃除”から解放されます。
無理なく暮らしを整えたい人にこそ、ぜひ試してみてほしい方法です。
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部