「毎日ちゃんと片付けなきゃ」「家じゅう完璧に整っていないとダメ」。
そんなふうに思い込んで、疲れてしまっていませんか?
実は片付けは、“がんばって完璧にやるもの”ではなく、“自分に合った無理のない方法”でいいんです。
今回は、あえて「やらない」ことを選ぶことで、暮らしも心もラクになる片付け習慣を、整理収納アドバイザー持田友里恵が5つご紹介します!

1. 毎日がんばって片付けなくていい!5分でOK!
「毎日家を完璧に整えないと」という思いは、片付けのハードルを上げてしまいがち。
でも実際は、1日5分だけでも片付けは進みます。大切なのは、無理なく続けられること!
たとえば、月曜は“リセットデー”としてしっかり整えると決めてみる。
他の日は「多少散らかっていてもOK」とルールを決めておけば、プレッシャーなく過ごせますよ!
2. 「使うモノだけ戻す」でOK
「全部片付けよう」とすると、やる気が出ないまま時間だけが過ぎてしまうことも。
そんな日は、朝使ったカバンや化粧ポーチ、脱いだパジャマなど、“今日使ったモノだけ”を戻せば十分です!
「少しでも戻せた」「行動できた」という実感が、自信と継続につながりますよ。
3. 「やらない場所」を決める
家中を片付けようとするのは、エネルギーも時間も必要です。
だからこそ「あえて手をつけない場所」を決めてしまうのも、ひとつの工夫です。
たとえば、子ども部屋は見守るだけと割り切るのも1つの手!
リビングとキッチンだけを整えると決めることで、片付けの優先順位が明確になり、負担も軽減されますよ。
4. 見せる収納は“ととのえない”が正解
おしゃれな見せる収納にこだわりすぎて疲れてしまった…という経験はありませんか?
見た目を完璧に整えるよりも、「よく使うからここにある」という使いやすさを優先してOK!
ざっくりした収納でも、“生活の動きに合っている”ことのほうが大切です。
多少散らかって見えても、「使いやすければOK」と思えることが、片付けを続けるコツです。
5. 「比べない」ことで片付けのハードルが下がる
SNSや雑誌で見る美しい部屋に圧倒されて、「自分の家はダメだ」と落ち込んでいませんか?
他人と比べるほど、片付けへのモチベーションは下がってしまうもの。
「うちはこれでちょうどいい」と思える自分軸の片付けを持つことが、ラクで心地よい暮らしへの近道です。
片付けとは、本来「暮らしやすさ」を整えるもの。
完璧を目指すより、「できるときに、できる範囲で」でも、十分価値があります。
あえて“やらないこと”を選ぶことで、暮らしはもっと軽く、心はもっと自由になります。
がんばりすぎない片付け、今日から取り入れてみませんか?
■執筆/持田友里恵
片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部