「片付けたい気持ちはあるけど、まとまった時間がとれない…」
育児や家事に追われる日々のなかで、そう感じている方も多いのではないでしょうか?
でも実は、特別な「片付けタイム」を確保しなくても、日常の動作に“+1アクション”を加えるだけで、部屋は自然と整っていくんです!
今回は、片付けプロのライター持田友里恵が、スキマ時間を活かした“ながら片付け”の具体例をご紹介します。がんばらなくても習慣化できるヒントが詰まっていますよ!

1.料理中の“煮込み時間”に、引き出しひとつだけ整理
煮物やスープの加熱中、ついスマホを見て時間が過ぎてしまう…そんなタイミングが実はチャンス!
キッチンのカトラリー引き出しや、調味料スペースなど、1か所だけを「モノの把握→いる・いらないに分ける→いるモノを戻し整える」だけでOK。
作業時間は5分以内でも、スッキリ感はしっかり得られます。習慣にすると、気づいたときにはキッチン全体が片付いていた、ということにも繋がります!
2.子どもが歯磨きしている間に、洗面所ストックをチェック
子どもが鏡の前で歯磨きしている数分間も、“ながら片付け”の好機!
洗面台下のストック類を確認し、空になったシャンプー容器や、賞味期限が近いスキンケア用品などを見直してみましょう。
「何がどれだけあるか」を把握するだけでも、無駄買いやダブりを防ぐことができます。
3.お風呂掃除のついでに、排水溝のゴミもこまめに
お風呂掃除をするとき、最後に「排水溝のゴミを取る」という一手間をプラスしてみましょう!
毎日でなくても、週に数回でも習慣にすることで、カビや臭いの発生を抑えることができます。
専用の排水ネットを使うと、取り除きやすく衛生的。掃除の手間もぐっと減ります。
4.テレビを見ながら“紙モノ仕分け”
テレビのCM中や、子どもと一緒にアニメを見ているときなども、実は片付けタイムに活用できます。
キッチンカウンターに溜まった郵便物や、プリント類などの紙モノを、手元に集めてササッと仕分け。
「いる」「いらない」「後で見る」に分けるだけでも、紙類のごちゃつきを防げます。
5.帰宅後の“靴を脱ぐ流れ”で玄関リセット
外出先から帰ってきたとき、靴を脱ぐ動作に「靴をそろえる」「いらないチラシをすぐ捨てる」などの+1を。
これだけで、玄関がスッキリ整った状態をキープしやすくなります。
ついでに玄関のマットを払ったり、宅配の段ボールをまとめたりするのもおすすめです。
片付けは、“時間があるときにやるもの”ではなく、“日常の動きに組み込むもの”にしてしまうとラクになります。
たとえ1日5分でも、それが毎日続けば、1か月で2時間以上の片付け時間に。
がんばりすぎなくていい。“ついででOK”の気持ちで、今日からゆるっと始めてみませんか?
■執筆/持田友里恵
片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部