「朝の身支度、毎日バタバタ…」「時間がないのに、必要なモノが見つからない」
そんなストレスを抱えていませんか?
実はそれ、“動線の悪い収納”が原因かもしれません。
モノの場所や配置が動きに合っていないと、無駄な動きが増えて時間も気力も奪われてしまいます。
今回は、忙しい朝のストレスを減らすための動線収納の改善ポイントを紹介します。
整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵が、実例を交えながら解説していきます!
NG1:よく使うモノが遠すぎる
朝のメイク道具がリビングにあったり、通園バッグがクローゼットの奥だったり…「なぜそこにあるの?」という収納配置、思い当たりませんか?
よく使うモノこそ、“よく使う場所のすぐそば”が鉄則です。
改善策:使う場所の半径1m以内を意識!
朝使うモノは、「洗面所・ダイニング・玄関」など、朝の行動ルート上に集約。
たとえば、リビングでメイクするなら、ポーチはテレビ台の引き出しへ。
ランドセルの中身チェックをキッチン横でやるなら、文具もそこに置くとスムーズです。
NG2:洗面所や玄関に必要なモノがまとまっていない
ハンカチは洗面所、マスクは玄関、日焼け止めはキッチン…とあちこちに分散していませんか?
それぞれの場所に取りに行く手間が、朝の時間を奪います。
改善策:朝に使うモノは“ゾーン収納”でまとめる!
「朝出かける前に必要なモノ」を1か所に集めておくと、動きがスムーズに。
たとえば玄関に「外出セット」ボックスを設置し、マスク・鍵・ハンカチ・日焼け止めをひとまとめにするなど、動線を意識したゾーニング収納がカギです。
NG3:動線をふさぐ収納配置
朝、玄関で着替える子どもがいて、靴箱の扉が開かない…通勤用バッグを取り出すたびに洗濯カゴを動かす…など、“収納のせいで動きにくい”場面はありませんか?
動線をふさぐ収納は、ストレスのもとになります。
改善策:収納の前後に“余白”をつくる意識を
扉の開閉や人の動きを妨げないよう、収納のまわりに20〜30cmの余白をつくるだけでも違います。
特に玄関・洗面所・キッチンなど狭い場所では、開閉しやすさ・取り出しやすさを優先して配置を見直してみましょう。
動きに合わせた収納で“朝の余裕”が生まれます!
収納は見た目だけでなく、日々の動きとつながっていることが大切。
「動線を邪魔していないか?」「使う場所から遠くないか?」という視点で、収納の配置を見直すだけで、朝のバタバタがぐんとラクになります。
一歩先を読む収納づくりで、時間にも心にも余裕を取り戻しましょう。
■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。
編集/サンキュ!編集部