とりあえず収納が散らかりの原因だった!やりがちNG行動と改善法

2025/10/02

「片付けているのに、なぜかスッキリしない…」
「頑張って収納したのに、またすぐ散らかる…」

そんなお悩みの背景には、“収納方法のクセ”が関係していることがあります。

一見スッキリ見える収納でも、使いにくい・戻しにくい収納ではリバウンドの原因に。
この記事では、整理収納アドバイザーであるライター持田友里恵の視点から、やりがちなNG収納行動と、具体的な改善法を解説します。

サンキュ!STYLEライター。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信...

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1. カゴやボックスに入れただけで、分類されていない

“とりあえずまとめて入れる”という収納方法。
一見スッキリ見えても、中身がバラバラでは探しにくく、使いにくい原因に。

よくある例:
・リビングのカゴに、文房具・薬・子どものおもちゃが混在
・洗面所のボックスに、スキンケア・ヘアアイロン・洗剤の予備がごちゃ混ぜ

【改善策】
・カゴ内は小分けケースやジッパー袋で分類
・ラベルを貼って、中身を明確に
・使用頻度の高いものほど、単独で定位置をつくる

「見えない=片付いている」ではなく、“見えなくてもわかる仕組み”がカギです!

2. 使う場所と収納場所がバラバラ

収納場所はあるのに、なぜか出しっぱなしになる…
その原因は、“使う場所”と“しまう場所”が離れているからかもしれません。

よくある例:
・郵便物はリビングで開封するのに、収納は玄関の棚
・子どものランドセルはリビングで置くのに、収納は2階の部屋

【改善策】
・ものの収納場所は、「使う場所のすぐ近く」に設定
・動線を短く、“戻すのが面倒じゃない”位置を意識
・フックやトレーなど、仮置きと定位置の中間地点をつくるのも有効

収納は“片づける場所”ではなく、“すぐ戻せる場所”と考えましょう。

3. 収納グッズを増やして、整理は後回しにしている

「収納が足りない」と感じて新しい収納グッズを買っても、
中身が整理されていなければ、結局ものは増える一方。

よくある例:
・引き出しケースを買い足したけど、使っていないものもそのまま収納
・クローゼットにハンガーラックを追加したが、服の見直しはしていない

【改善策】
・収納グッズを増やす前に、“中身の見直し”が最優先
・不要なものを手放してから、本当に必要な収納を選ぶ
・「増やす」のではなく、「収まる量に減らす」意識を持つ

収納グッズは整理の補助道具。
“増やすこと”ではなく、“使いやすくすること”が目的です。

隠すより“使いやすさ”で選ぶ収納へ!
収納の目的は、「見えなくすること」ではなく、「使う→戻す」がスムーズになることです。
一時的にキレイに見えても、使いづらい・戻しにくい収納では、すぐにリバウンドしてしまいます。
だからこそ“見た目重視”ではなく、“暮らしにあった仕組み”を意識して収納を見直すことが大切です。

まずは1ヵ所、よく使うカゴや引き出しの中からでOK!
あなたの収納、“とりあえず”になっていませんか?
今日から「使いやすさ優先」の視点で、見直してみましょう。

■執筆/持田友里恵
整理収納アドバイザー。片付けられない主婦から片付けのプロに!“片付け=自分を大切にすること”という信念のもと、片付けの工夫や仕組みをInstagram(@yurimochi.home)で発信中。

編集/サンキュ!編集部

 
 

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