【家事のプロが解説】玄関にあえて置いておいたほうがスッキリするもの3選

【家事のプロが解説】玄関にあえて置いておいたほうがスッキリするもの3選

2025/09/17

玄関をスッキリした状態にするために、なるべくものを置かないようにしている、という人は少なくないでしょう。しかし、なかにはあえて置いたほうがいいものもあるんだとか。

アクティア株式会社が提供する家事代行サービス「カジタク」に所属し、年間約500件のお仕事依頼をこなしている家事のプロフェッショナル、西田美保さんに、解説してもらいます。

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何もない=スッキリではない?

その家の「顔」とも言える玄関。「玄関はつねにスッキリと片付いているのが理想」と、あまりものを置かないようにと考える人は多いでしょう。一方で、家に帰ってきた時に手に持っていた鞄や鍵、郵便物などの行き場がなく、いつの間にか玄関が散らかってしまう…という人も少なくないはず。

じつは玄関をスッキリ見せる鍵は「何もないこと」ではなく「必要なものを厳選して置くこと」なんです。あえて玄関に置くことで、逆に片付いた状態を保てるアイデアをご紹介します。

アイデア1:「とりあえず置き」を制し、バスケットやボックスで定位置を確保

玄関が散らかる最大の原因は、帰宅時に手に持っているものを「とりあえず」どこかに置いてしまうことです。鍵や郵便物、エコバッグ…これらが床や下駄箱の上に散乱し、探す手間や紛失のリスクを生んでいます。この「とりあえず置き」こそが、玄関を雑然と見せる最大の要因です。

置くべきおすすめのアイテム

玄関の雰囲気を壊さない、小さなバスケットやボックスを置いてみましょう。これは帰宅時の手荷物をいったんまとめて置く「定位置」の役割を果たします。

家族全員が帰宅したら迷わずそこにモノを入れる習慣をつけ、中身がいっぱいになったらリビングに持っていくなど、定期的に整理する流れも自然と生まれます。

アイデア2:シューズトレイやマットで「靴」にも定位置を!

多くの玄関では、靴を脱ぎっぱなしにすることで床が雑然としがちです。とくに雨の日は濡れた靴や泥がついた靴の置き場に困り、玄関全体が汚れてしまうこともあります。靴が並びすぎると玄関が狭く見えたり、生活感が出すぎたりしてしまう原因になります。

置くべきおすすめのアイテム

床の色や素材に合わせて、シューズトレイやマットを置いてみましょう。今はいている靴や一時的に乾燥させたい靴を置く場所として活用します。

靴の置き場所が明確になることで、家族全員が「靴を脱いだらここに置く」という意識を持ち、床に散らばるのを防げます。また、トレイが泥や雨水を受け止めるため、玄関掃除も楽になります。

アイデア3:子どもの毎日の持ち物に定位置をつくる

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出典:Adobe Stock ※画像はイメージです

小さなお子さんがいるご家庭の玄関では、上着、帽子、リュック、習い事の道具などが散乱しがちです。子どもの身長に合わせて床に置いてしまうと、どうしても雑然とした印象を与え、急いでいる朝の探しものの原因にもなります。

置くべきおすすめのアイテム

子どもの身長に合わせた壁面フックやラックを設置してみましょう。ここに園や学校で使うリュックや帽子、上着など「毎日の持ち物」をかける場所をつくることで、床置きが激減します。

これは、子ども自身が「自分のモノはここに戻す」という習慣を身につけるきっかけにもなります。

まとめ

玄関を片付けるコツは「モノを置かない」ことではなく、「必要なものに、きちんと居場所をつくる」ことです。

これらのアイテムを配置して、今日からは「置かない」のではなく「きちんと置く」ことで、朝の身支度や帰宅時のストレスを和らげ、心地よい空間に変えてみてはいかがでしょうか。

 
 

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