家の第一印象を決める「玄関」。来客はもちろん、自分や家族にとっても、最初に目にする場所ですよね。ところが靴や荷物が散らかりやすく、「気づけば雑然としている…」なんてことも少なくありません。
そこで今回は、元家政婦で主婦歴25年のマミさんに、玄関がいつもキレイな人に共通する3つの習慣を教えてもらいました。

1.靴を出しっぱなしにしない
玄関が散らかって見える最大の原因は「靴の出しっぱなし」。
キレイを保っている人は、履いた靴を脱いだまま放置することはありません。帰宅したら靴をサッと揃えて下駄箱にしまう、この一手間を徹底して習慣にしていくことが大切です。
特に、家族が多い家庭では、玄関に並ぶ靴が多いほど雑然と見えるもの。「1人1足まで」とルールを決めておくと、スペースもすっきり。子どもでもできる習慣にすることで、玄関の片づけがラクになりますよ。
2.「置きっぱなし小物」をつくらない
宅配の受け取りで使ったハンコ、学校からのプリント、カサや紙袋…。つい「あとで片づけよう」と、なんとなく置いてしまうことも。
いつもキレイな玄関の人は、そもそも「置きっぱなし」を作らない工夫をしています。たとえば、印鑑やボールペンは専用の小さなケースに入れて、使ったらすぐ戻す。
郵便物は「持ち込むもの」と「捨てるもの」にその場で仕分けて、不要なものは玄関を通過させない。こうした「生活動線上で完結させる工夫」が、ものの散乱を防ぎ、整った空間をつくることになりますよ。
3.掃除を「ついで」に組み込む
玄関がいつも清潔に見える人は、わざわざ時間を取って大掃除をするのではなく、「ついで掃除」を習慣にしています。
たとえば、出かける前にサッとほうきで掃く、帰ってきた勢いでそのまま玄関を片づける。頻繁に靴箱の扉を開けて換気する。こうした小さな積み重ねが、土ぼこりやニオイをため込まず、気持ちのいい玄関をキープできる秘訣。
特に、雨の日は泥汚れがつきやすいため、翌日まで放置せず、その日のうちに拭き取ると清潔感が長持ちします。手軽に済ませるには、ウエットタイプのお掃除シートを使うのもおすすめですよ。
少しの積み重ねでキレイな玄関に
玄関は「家の顔」とも言われる大切な場所。靴を出しっぱなしにしない、ものを置きっぱなしにしない、掃除をついでにする。たったこの3つの習慣を心がけるだけで、スッキリとした空間を保つことができます。
毎日忙しくても、ほんの数分の積み重ねで玄関は見違えるように変わります。「今日は靴をしまうだけ」「郵便物を仕分けるだけ」と、小さな一歩から始めてみてくださいね。
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。インスタグラムは@m.a.m.i.a
編集/サンキュ!編集部