夏のある日、帰宅した瞬間に「なんかニオう…?」と感じたことはありませんか?実はそのイヤなニオイ、家の中のちょっとした汚れの放置が原因かもしれません。特に夏は気温も湿度も高く、雑菌の繁殖もスピードアップ。放っておくとニオイが強くなり、家全体の不快感につながってしまいます。
今回は、元家政婦で主婦歴20年以上のマミさんに、「夏こそ注意したいニオイのもと」を教えてもらいました。手間をかけずにできる対策もあわせてお伝えしていますので、ぜひ今日から取り入れてみてください。

キッチンの排水口まわり
料理中に出る生ゴミ。暑い季節は傷みやすく、排水口に残っていたり、ゴミ箱にそのまま捨てていたりすると、あっという間にニオイの原因になってしまいます。
【対策】
・生ゴミは水分をよく切るのが基本!
・新聞紙やキッチンペーパーなどの紙に包んでから袋に入れると、湿気とニオイを吸ってくれます
・シンク掃除のついでに、排水口のゴミ受けやカバーもこまめに洗うのがおすすめ
・生ゴミを一度冷凍してから、まとめて捨てる手も
ニオイが出る前に「湿気と放置」を断つことが大切です。
タオルや足ふきマット
洗濯しているのにニオイが残る…。それ、濡れたまま放置していませんか?夏場は特に、湿った状態で放置すると雑菌がすぐに繁殖し、嫌なニオイのもとになります。
【対策】
・濡れているものは、すぐに洗わないなら一度乾かしてから洗濯機へ
・干すときは、できるだけ早く乾くように除湿機や浴室乾燥を活用
・天日干しでの殺菌も効果的!
・取れないニオイがついてしまったものは、思い切って買い替えも検討を
乾かしてから洗うだけで、ニオイを抑える効果がありますよ。
玄関の靴&下駄箱
玄関は、通気性がよさそうで意外とニオイがこもります。特に夏は、汗を吸った靴がムレてニオイを放ちやすく、下駄箱の中に湿気がこもると、ニオイが充満してしましまうことも。
【対策】
・靴の中に消臭剤やシリカゲルを入れておく
・数日履かない靴は、風通しの良い場所で陰干しを
・下駄箱はときどき扉を開けて換気し、除湿剤も定期的にチェック・交換を
・たくさんの靴をたたきに出しっぱなしにはしない
ちょっとした習慣で、玄関の空気が変わります。
後回しは禁物!
夏のニオイ対策は、「湿ったまま放置しないこと」と「気づいたらすぐやる」ことがカギ。面倒だからと後回しにしていると、後でイヤ〜なニオイが…ということにもなりかねません。暑くてやる気が出ない日もあるけれど、まずは気になる場所を一つだけでも見直してみて。夏の快適さは、日々のちょっとしたひと手間から作れますよ。
■執筆/マミさん…以前家政婦として活動していた知識と20年超えの主婦業で培った経験を生かした、簡単な掃除や料理アイデアが人気の家事クリエイター。
編集/サンキュ!編集部