家の中は、思った以上に人の目に触れています。来客時はもちろんですが、宅配便の受け取りや、ちょっとした訪問でも、意外と「ここ、見られてるかも…」というポイントがあるもの。
じつはチェックされがちな場所と簡単にキレイを保つコツを、整理収納アドバイザーで100均を始めとしたプチプラアイテムにも詳しい、ライターの山岡さくらさんに教えてもらいました。

玄関周り
家の第一印象を決めるのが玄関。靴が脱ぎっぱなしだったり、砂ぼこりや泥がたまっていたりすると、それだけで「この家、片付いていないのかも」と思われがちです。
玄関は宅配便が届いたときや、ご近所の方がちょっと訪問するときなど、人目に触れる機会が多い場所ですから要注意!
・使わない靴はしまう
・簡単にでもよいので定期的に掃除する
・ドアノブやインターフォン周りのホコリを拭き取る
外回り(庭やベランダ)
家の外回りも、意外と目につきやすいポイントです。庭やベランダに落ち葉やゴミが溜まっていたり、放置された植木鉢があったりすると、手入れが行き届いていないと感じるため全体の印象が悪くなります。
・定期的に掃き掃除をして、落ち葉やゴミを取り除く
・使わない植木鉢や壊れたガーデニング用品は処分する
・ベランダの手すりや窓の外側も拭いて、清潔感を保つ
トイレの床や隅のホコリ
トイレは小さな空間。だからこそ意外と細かい部分まで目につきます。特に床や便器の周りにホコリや髪の毛が溜まっていると、「汚れているな」と感じてしまうんです。
・1日1回、さっと床を拭く習慣をつける
・トイレブラシだけでなく、便座裏やタンクのホコリもチェック
・消臭剤を置いて、ニオイ対策も忘れずに
水周りの蛇口や排水口・洗面所の鏡
水周りは日常的に使う場所です。蛇口に水アカがたまっていたり、排水口にゴミが残っていたり、鏡が汚れたままになっていたりすると清潔感がなくなります。
・使った後に蛇口をサッと拭き、水アカを防ぐ
・排水口ネットをこまめに取り替える
・鏡を拭いて、指紋や水滴の跡を除去
・ハンドソープの容器や歯ブラシスタンドも定期的に掃除する
リビングのテーブルの上
リビングのテーブルは、家族が集まる場所だからこそ物が散らかりがち。郵便物やリモコン、使ったままのコップなどが置きっぱなしだと、ごちゃついた印象を与えてしまいます。
・リセットする習慣をつけ、物を定位置に戻す
・テーブルの上は「基本的に何も置かない」ルールを作る
・小物用のカゴや収納ボックスを活用する
ちょっとした気遣いで清潔感アップ!
人が意外と見ている場所は、日常のちょっとした習慣でキレイを保つことができます。特に玄関やトイレ、キッチンなどは、こまめな掃除を心がけるだけで印象が大きく変わります。
来客だけでなく、自分や家族が気持ちよく過ごせる家にするためにも、「気づいたときにすぐ片づけ、すぐ掃除」を意識して、いつでも気持ちのいい空間をキープしましょう。
■執筆/山岡さくら…元汚部屋出身、面倒なことは大嫌いなずぼら整理収納アドバイザー。無印良品、ニトリ、100均、3COINSなどのシンプルでプチプラなアイテムを活用した収納を得意としている。
編集/サンキュ!編集部